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公開日:2026.08.12
最終更新日:2026.08.10

頚椎椎間板ヘルニアの症状レベルとは?重症度に応じた治療法も解説


頚椎椎間板ヘルニアの症状のイメージ

頚椎椎間板ヘルニアは、首の骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫して痛みや痺れを引き起こす病気です。症状の出方は圧迫される場所や強さによって異なり、軽い違和感から歩行や排尿に関わる重い症状まで幅があります。

今回は、頚椎椎間板ヘルニアの症状をレベル別に整理し、重症度に応じた治療法についても解説します。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

┃1.頚椎椎間板ヘルニアの症状レベル

頚椎椎間板ヘルニアの症状は、神経が圧迫される位置と強さによって異なります。

背骨の中を走る太い神経を「脊髄」、脊髄から枝分かれした神経を「神経根」と呼びます。神経根が圧迫されると片側の腕〜手に症状が出やすく、脊髄が圧迫されると両側に出やすいほか、下半身の痺れなどの症状がみられることもあります。

<軽度〜中等度>

軽度〜中等度の場合、首や肩甲骨のあたりの痛み、腕・手・指の痺れといった症状が多くみられます。発症初期には強い首の痛みが出る場合もありますが、多くの場合は安静にして適切な対処を行うことで、症状が和らいでいきます。

また、ボタンをかけるなど、指先を使う細かい動作がしづらくなることもあります。

<重度>

神経への圧迫が進んだ重度の頚椎椎間板ヘルニアでは、両腕の痺れに加えて脱力感や筋力低下がみられるようになります。

また、歩行のバランスが崩れる歩行障害、排尿障害・排便障害といった下半身の症状が現れたり、耳鳴り・めまい・ふらつきなどの頭部の症状が出たりする場合もあります。

┃2.【重症度別】頚椎椎間板ヘルニアの治療法

頚椎椎間板ヘルニアと診断された場合、重症度や生活への影響の大きさに応じて、一人ひとりに適した治療法を慎重に検討していきます。

<軽度〜中等度の場合>

軽度から中等度の場合、まずは手術を行わない保存療法を選択して様子を見るのが一般的です。

痛みが強いときには無理に動かさず首を安静に保ち、症状が和らいできたら少しずつリハビリテーションを行います。

  • 薬物療法:痛みや炎症を抑えるための内服薬や外用薬を使用し、症状の緩和をめざします。
  • 運動療法:首や肩の周りの血流改善や、首を支える筋力の向上をめざします。
  • 装具療法:首を安定させて神経が刺激されるのを防ぎます。
  • 神経ブロック注射:強い痛みがある場合、神経の周辺に局所麻酔薬やステロイドを注射して痛みを和らげます。

このような保存療法を続けても十分な効果がみられない場合や、症状が徐々に悪化して日常生活に支障が出ている場合には、手術を検討します。

<重度の場合>

脊髄が圧迫されて排尿障害・排便障害や手足の脱力感・筋力低下などの症状がみられる場合、早めに手術を検討します。

治療が遅れると神経がダメージを受け続け、手術を行っても症状が完全には回復せず後遺症が残るリスクがあります。症状が悪化する前に、適切なタイミングで対応することが重要です。

┃3.入院を避けられる日帰り治療も選択肢

頚椎椎間板ヘルニアの手術を行う際は、一般的には入院が必要です。しかし、仕事や家庭の都合で長期間の入院が難しいという方もいらっしゃるでしょう。

当院では、自由診療による日帰り頚椎治療を提供しており、入院せずに頚椎椎間板ヘルニアの根本的な改善をめざすことができます。また、再生医療を組み合わせることで、ダメージを受けた神経の修復を促す効果も期待できます。

<当院の頚椎日帰り治療の特徴>

  • 脊椎疾患に精通した医師が診察から治療まで担当
  • 再生医療を組み合わせるため椎間板自体の修復を促せる
  • 傷跡が小さく、体への負担が抑えられる
  • 頚椎の可動域を温存できる

脳神経外科専門医および脊椎脊髄外科専門医*の資格を持つ院長が、お一人おひとりの症状や頚椎の状態、ご希望を踏まえて適した治療法をご提案し、安全性に配慮した手術を行います。

*日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医および日本脊椎脊髄病学会認定 脊椎脊髄外科専門医

当院の頚椎日帰り治療について、詳しくは以下のページをご覧ください。

>>頚椎日帰り治療

┃4.よくある質問

<Q:頚椎椎間板ヘルニアの手術はするべきですか?>

手術をするべきかどうかは、重症度や日常生活への支障の程度を踏まえて検討します。

たとえば、痛みや痺れが強く生活に影響が出ている場合や、排尿障害・排便障害などの神経圧迫の症状がみられる場合は、早期の手術を検討します。

一方で、発症直後であり神経圧迫症状がみられないケースや、保存療法で症状の改善傾向がみられるケースでは、保存療法で様子を見る場合が多いでしょう。

早く症状を改善したい、仕事や生活への影響があるなど、希望によっては手術や再生医療を適応できる場合もありますので、ご相談ください。

<Q:首の痛みで受診したほうがよいですか?>

安静にしても痛みが改善しない場合や、我慢できないほどの激しい痛みがある場合などは、無理をせず早めに受診しましょう。椎間板ヘルニアをはじめとして、首の骨や椎間板などの異常がある可能性もあります。

治療が遅れると症状がさらに悪化する場合もあるため、早期の受診と正しい診断が大切です。

首の痛みを引き起こす主な病気については、以下の記事でも解説しています。

>>首の痛みを引き起こす病気の種類は?症状や受診の目安を解説

<Q:頚椎椎間板ヘルニアの症状がおさまるまでの期間はどのくらいですか?>

日常生活が問題なく送れる程度にまで症状が改善するまでにかかる期間は、数週間から3ヶ月程度が目安です。

多くの場合、適切な対処を行えば改善していきますが、中には長引く場合もあります。保存療法を数ヶ月続けても症状が続く場合や悪化する場合は、手術も検討します。

┃YouTubeでも医療知識を紹介しています

YouTubeでも、院長が腰痛や再生医療を中心にさまざまなトピックをお話ししています。ぜひご覧ください!



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