後遺症抜け毛外来

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がんの治療(手術、抗がん剤治療、放射線治療)で生じる脱毛やコロナ後遺症などの抜け毛の後遺症で悩まれる患者様に対し、当院の専門医が、多角的な方面からサポートし、発毛治療のご提案をいたします。

がん治療(抗がん剤療法、放射線療法)に伴って、髪、眉毛、まつ毛などの体毛が抜けることがあり、その程度は治療法や使われる薬剤によって異なります。一般には脱毛は治療の一時的な副作用であり、治療が終われば再び生えてくるとされていますが、実際には髪質の変化、色調などが治療前とは変わってしまい、治療前の状態に戻っていないことが新たな悩みになる方も少なくありません。当院では、ゲノムリペア治療や再生医療など最新治療でご自身の髪を取り戻すことに重点を置いた発毛治療をご提案いたします。

2020年新型コロナウイルス感染症が拡大しはじめた頃より、右肩上がりに抜け毛の後遺症で悩まれる患者様は急増しました。普段あまり薄毛や抜け毛に悩むことのない20代の方まで年代問わず含んでいるのが特徴となっており、コロナ禍におけるストレス・生活習慣の変化による抜け毛やコロナ後遺症の抜け毛、ワクチン接種後の抜け毛が増えています。

こんな方におすすめ

  • がん治療をうけたあとに抜け毛が増えた
  • 放射線治療後に薄毛が進行した
  • 新型コロナウイルス感染後に抜け毛が増えた
  • 健康状態の変化により薄毛が進行した
  • 原因不明の抜け毛が増えた
  • 副作用のリスクを最小限に治療を受けたい
  • 薄毛治療の専門家に適切な診断をしてほしい
  • パーソナライズされた治療を受けたい

後遺症抜け毛外来

①がん治療やがん・感染症の副作用による脱毛

毛母細胞は抗がん剤の影響を受けやすい
がん治療によって起こる脱毛は、抗がん剤やホルモン剤による薬物療法、放射線療法などの補助的な治療によるものです。抗がん剤はがん細胞の増殖を妨げたり、細胞が成長するのに必要な物質を作らせない、がん細胞の死滅を促します。
発毛の元である毛母細胞は体の中でもとくに細胞分裂が活発に行われているため、抗がん剤の影響を受けやすくなります。

がんの治療が終わり、約1年から1年半もすれば、髪はまた生えてくると言われることが多いのですが、実際にはもっと時間がかかる人もいます。また、生えてはきても、髪質が細くなったり、毛量が少なくなったりすることもあります。

抗がん剤(化学療法)治療による脱毛
症状

抗がん剤(化学療法)の種類や使用量、治療の組み合わせや患者様の状況によっても脱毛の程度は異なります。
抗がん剤(化学療法)の種類によって、脱毛の症状が出やすいもの、出づらいものがあります。

原因

抗がん剤(化学療法)は分裂が活発な細胞に強く影響します。そのため、細胞分裂がとても盛んな毛母細胞(毛をつくるもとになる細胞)は、抗がん剤(化学療法)の影響を受けやすく、毛根がダメージを受けることから脱毛が引き起こされると考えられています。
とりわけ、毛母細胞の働きがさかんな髪の毛は、抗がん剤(化学療法)の影響が大きく、脱毛を生じやすい部分といえます。

放射線治療による脱毛
症状

放射線治療に伴う脱毛の特徴として、全身に脱毛が起こるのではなく、放射線が当たる範囲に起こることが挙げられます。
放射線の強さや照射範囲、照射する向き、患者様の状況によっても脱毛の程度は異なってきます。

原因

放射線治療は、がん細胞を攻撃するとともに、正常な皮膚の細胞に対しても作用します。放射線による治療を受けると、照射された部位の皮膚は皮膚炎を起こします。炎症が悪化して毛根までダメージを受けることで、脱毛が引き起こされます。放射線治療が終了し、皮膚の炎症がおさまれば、正常な皮膚が再生され、毛根も正常に戻っていくため、次第に新しい毛が生えてきます。

毛の成長と脱毛

体毛は、「成長」→「成長停止」→「脱毛」を繰り返しています。
自然に毛が抜けるのは、この周期が繰り返されているためです。この周期を「毛周期」といいます。体毛は、根っこにある毛母細胞(毛を作るもとになる細胞)の分裂によって成長します。毛母細胞は、からだの細胞の中でも細胞分裂が活発に行われているところです。 抗がん剤によって脱毛が起きるのは、抗がん剤が分裂が活発な細胞に強く影響するためです。毛母細胞は、細胞分裂が非常に活発なため影響を受けやすく、その結果脱毛が起こります。

主な抗がん剤の種類と脱毛の程度

抗がん剤治療を行うと、必ずしも全て抜けてしまう訳ではなく、脱毛が起こる程度を高度(ほぼ全て抜ける)、中等度(髪の量が減り、頭皮が見える)、軽度(ヘアースタイルにはあまり影響がない)があり、脱毛の起こる頻度が高い抗がん剤でも、投与量によって脱毛の程度は異なりますし、同じ薬でも脱毛・発毛の程度やスピードには個人差があります。

脱毛〜回復までの時期の目安

一般的に、抗がん剤投与後2〜3週間後で脱毛がはじまることが多いといわれています。脱毛の程度は人それぞれですが、たいていの人は治療が終わると1~2ヶ月で再生がはじまり、3~6ヶ月(早い人では2~4ヵ月)経過すると、ほとんど回復します。
毛の太さ、色、毛質(巻き毛だったり、ストレートだったり)などが治療前と異なることがありますが、時間の経過と共に治療前の状態に戻ることが多いと言われていますが、毛の太さ・色調・毛質などが治療前とは変わってしまうことも少なくありません。

②コロナ後遺症の抜け毛

コロナ後遺症の抜け毛は、新型コロナウイルス感染症から回復する過程や、後遺症として髪の毛が抜ける事です。一般的に病気にかかると免疫低下・炎症反応が起こり、ヘアサイクルが乱れることで抜け毛に繋がります。国立国際医療研究センターが実施したコロナ後遺症についての追跡調査より(新型コロナウイルス感染症患者の)約4人に1人が脱毛症を発症し、コロナの症状を発症後、約2か月後に脱毛症が顕在化することが分かっています。

現在では新たにコロナ抜け毛を発症する心配は少なくなりましたが、その他に、環境の変化や病気になったストレス・ショックでの抜け毛の進行も考えられますので注意が必要です。

コロナ抜け毛による薄毛の主な原因

一般的に毛髪は2~6年の成長期、2~3週間の退行期、3~4か月の休止期のサイクルを繰り返しています。成長期が終わった後、毛根が委縮して休止期に入ります。
それぞれの毛でサイクルが異なるため通常一斉には抜けることはありません。しかしながら、新型コロナに感染すると何らかの原因で成長期が急にストップしていまい、休止期に入ってしまうのではないかと考えられています。これを休止期脱毛といい、 その他高熱、出産後、外傷、術後、急激な体重減少、急激な精神的ダメージなどでも同様のことが起こります。何らかの原因でいっぺんに休止期に入った場合は、その原因から3~4か月の休止期を経て抜け毛が増えますが、その後成長期に入った髪の毛が発毛し改善されるはずです。しかし改善されない場合は別の原因もあると考えられます。  

③男性型脱毛症(AGA)

AGA(男性型脱毛症)とは
男性型脱毛症(AGA)とは、男性ホルモンの影響により薄毛が進行する脱毛症です。
薄毛や抜け毛に悩む男性の多くは男性型脱毛症(AGA)が原因といわれており、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。 毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。
男性型脱毛症(AGA)は進行性の脱毛症なので、対処せずに放置すると症状が進行していきます。 進行しないうちに治療を開始することで、早期改善が期待できます。

男性型脱毛症(AGA)の原因とは?
男性ホルモン

男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、髪の毛を軟毛化させてしまいます。成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまいます。これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。 

遺伝

AGAを誘発する5αリダクターゼの活性度の遺伝

生活習慣

食生活の乱れ・運動不足・睡眠不足が血行不良や頭皮環境の乱れ

ストレス

ストレスによりホルモンバランスや交感神経・副交感神経の乱れ

外的要因

毛髪のカラーリング・パーマ・整髪料・シャンプーなどの外的要因の頭皮

環境の乱れ

治療内容・治療費用

  • がん治療に伴う副作用としての脱毛にお悩みの方に向けた発毛治療
  • コロナ後遺症に対しての発毛治療
  • 男性型脱毛症(AGA)に対しての発毛治療

当院では、ゲノムリペア治療や再生医療など最新治療でご自身の髪を取り戻すことに重点を置いた発毛治療をご提案いたします。 必要最低限のお薬の使用を心掛け、高濃度発毛剤の処方も行っております。
必要最低限のお薬の使用を心掛け、高濃度発毛剤の処方も行っております。

治療の選択肢

ゲノムリペア治療

ゲノムリペア療法とは、育毛に重要な乳頭細胞に関する遺伝子を根本から修復することによって、育毛・発毛遺伝子を正常な配列に修復し、ヘアサイクルを正常化。脱毛予防、発毛促進をするアデノシン代謝を活性化する新しい治療法です。
通常、髪の毛のヘアサイクルは、成長期、休止期、退行期と3種類存在し、成長期が長ければ長いほど、髪の毛は成長しやすく、短ければ短いほど髪の毛が抜ける時期が長くなってしまいます。アデノシン(Adenosine)には、毛根の成長期を長くする効果があるとされており、アデノシン代謝が良くなることにより、血行が促進され、毛根を刺激するとされています。

治療の理論

男性 68歳 2回施術 合計3週間

  • 治療中のケア:特になし
  • 抗がん剤使用後の育毛治療

 

エクソソーム AGA治療

エクソソームとは、内包する遺伝子(メッセンジャーRNA)の働きで、標的となる細胞が自力で回復できるように働きかけます。抗炎症・抗酸化と組織の修復作用を促すことから、様々な疾患への効果が期待されています。
エクソソームには、細胞増殖因子が含まれています。その成分が髪の毛の大元である毛乳頭細胞の増殖を促進すると考えられています。毛乳頭細胞は、髪の毛の成長に不可欠な細胞であり、増殖することで発毛や育毛に効果があります。
また、エクソソームには細胞を修復・修正する役割があるので、傷ついた頭皮や毛包を修復し、頭皮の環境をより良く整えます。その結果、髪の毛が再び生えてきたり、元々の髪の毛にコシが生まれたりする効果が期待できます。

PRP (Platelet Rich Plasma:多血小板血漿)育毛療法

PRP (Platelet Rich Plasma:多血小板血漿)育毛療法とは、ご自身の血液から採り出した血漿を濃縮して作成した高濃度の血小板を含む血漿を頭皮に注入する治療です。
ご自身の頭皮部分組織を再生し、発育不全の毛根に対し育毛を促進する最先端の再生美容治療です。 修復機能に優れたPRPを注入することで、頭皮では毛母細胞の生成と成長が活発になります。
アレルギー反応も少なく頭皮にもやさしい若返り法です。治療の効果をみさせていただくために3回以上をおすすめしていますが、効果の出現については個人差があります。継続治療をしていただくことによって良い状態が持続します。何よりもご自身の細胞、「PRP(多血小板血漿)」を使うという安心感があります。

発毛剤処方

濃度や種類の異なる薬剤から、お悩みの深度に合わせて処方。

サプリメント処方

亜鉛・ビタミンB群・ビオチン・システインなどの髪の主成分であるタンパク質の合成に欠かせない成分を配合。

料金

料金(税込)
医師による診察・カウンセリング 11,000円
初診時血液検査(※内服薬をご希望の方のみ) 8,800円
ゲノムリペア療法
料金(税込)
1クール(3回治療費) 660,000円
2クール(6回治療費) 990,000円
3クール(9回治療費) 1,320,000円
1クール治療内容
  • 遺伝子治療 3回
  • オゾンナノバブルケア 3回
  • 頭皮チェック 3回
  • 頭皮チェック 3回
追加オプション
  • 内服サプリメント
  • 幹細胞上清液
  • 頭皮チェック 3回
  • 頭皮チェック 3回
エクソソーム AGA治療
料金(税込)
1回 2ml 110,000円
3回セット 2ml×3 308,000円
5回セット 2ml×5 429,000円
発毛剤処方

個人差はありますが、治療開始3~6カ月目あたりで効果を実感し始めます。男性、女性でお薬の内容は変わってきます。

フィナステリド・デュタステリド(男性用)

薄毛・抜け毛の進行を止める作用があります。 効果を実感するためには数か月は続けて内服する必要があり、半年以上の治療で有効率は80%近くといわれています。また、ミノキシジルとの併用治療が可能です。 ※フィナステリド・デュタステリド服用中は献血が行えません。行う場合は、フィナステリドの場合は最低1か月、ザガーロの場合は最低6か月の休薬が必要です。

フィナミンプロ(男性用)

フィナステリドとミノキシジル配合の内服薬です。男性型脱毛症の改善と予防を目的としています。

デュタミンプロ(男性用)

デュタステリドの成分にミノキシジルを合わせた内服薬です。 男性型脱毛の進行を遅らせ、毛周期の変化によって縮小した毛包を大きく深くし、細く軟毛化した毛髪を太く成長させるため、毛髪促進作用があります。

ミノキシジル(男性用・女性用)

頭皮の血行促進と髪の毛を作る毛母細胞の活性化といった発毛効果を全身に作用させます。 内服薬以外にも塗り薬があります(レザレックコーワ)。こちらは、ミノキシジル5%配合の発毛剤です。 配合されたミノキシジルの作用により、毛包での細胞の増殖、タンパク質の合成促進をもたらされること から、AGAの改善が期待できます。

ビビスカルプロ(男性用・女性用)

ビビスカルプロは、弱った毛髪に栄養を与え髪の健康を内側からサポートするためにつくられた育毛サプリメントです。特許成分である海洋性たんぱく質複合体「AminoMar C TM(アミノマーC)」をはじめ、育毛に有効な成分を含有しています。

パントガール(女性用)

パントガールはドイツの製薬会社により開発され、世界で初めて女性の薄毛に効果が認められた薄毛治療薬です。この治療薬は主にパントテン酸カルシウムやケラチン、シスチンといった栄養素を含み、頭皮に栄養を行き渡らせて頭皮環境を整え薄毛を改善していく効果があります。

表参道総合医療クリニック院長の田中 聡です。 このたび、先端医療と再生医療、アンチエイジングを柱として、がんや脊椎疾患などの病気、そして痛みに対する治療を行うクリニックを開院することとなりました。 表参道総合医療クリニックでは、患者様一人ひとりのニーズに合わせた個別の治療プランを提案し、安心して治療を受けられる環境を整えています。 また、継続的なフォローアップも重要な要素で当院では、患者様の治療経過を診察にて適切に把握しながら、一人ひとりに合わせた治療を行いますので、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。

専門医・認定医
  • 日本脳神経外科専門医・脊椎脊髄外科専門医
  • 日本脊髄外科認定医・テストステロン治療認定医
  • 厚生労働省指定オンライン診療研修終了
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