片頭痛・頭痛

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片頭痛とは

片頭痛とは

頭痛は、私たちにとって非常に身近な症状です。と同時に、仕事や勉強、家事を含め、日常生活に多大な影響を与えます。
頭痛で集中できない、イライラする、痛みが強く起きているのも辛い…。
中には、毎日頭痛薬を飲んでいる、という方もいらっしゃるでしょう。これも、毎日のこととなると大変ですし、飲み忘れた日には心配の種が1つ増えることになります。
また、脳疾患を原因として引き起こされるような、重大な頭痛も存在します。
頭痛、片頭痛のことでお悩みでしたら、ぜひ一度、当院にご相談ください。当院では、新しい片頭痛予防薬(発症抑制薬)である「エムガルティ」も取り扱っています。

片頭痛と
その他の頭痛ってちがう?

片頭痛発作の場合 緊張型頭痛の場合
痛みは? ・片側または両側のこめかみあたり
・ズキズキと響くような痛み
・両側の痛み
・頭が圧迫されるような痛み
動ける? ・動くと痛みが増大するため、じっとしていたくなる ・普段通り動くことが可能で、動いても痛みは増大しない
その他の症状は? ・頭痛以外の症状が見られる(吐き気・嘔吐、嗅覚過敏、光過敏、音過敏) ・他に症状がないことも
・光過敏または音過敏が見られることも
どのくらい痛みは続く? ・4時間~72時間 ・30分~1週間
片頭痛とは、頭部の片側または両側のこめかみ付近がズキズキと痛むという特徴を持ちます。痛みが片側であることから「片頭痛」という名称になっていますが、全体のうち約4割で両側の痛みが見られます。
それ以外にも、動くと痛みが増大する、頭痛以外に症状を伴いやすいといった点で、緊張型頭痛とは異なります。

これって危険!?
脳疾患が原因となる頭痛

頭痛の原因が脳疾患にある場合には、適切な対応をとらなければ、命にかかわる事態に陥ることがあります。

このような症状は
心当たりありませんか?

  • 身体の左右どちらかに麻痺がある、力が入らない
  • 言葉が出てこない、呂律が回らない
  • 物がぼやけて見える、二重に見える
  • めまい、ふらつき
  • しっかり立てない、まっすぐ歩けない
  • 痙攣
  • 頭をバットで殴られたような強烈な頭痛

よく知られた症状としては、麻痺や呂律が回らないといったものが挙げられます。しかしそれ以外の上記のような症状があったときも、脳疾患のサインと捉え、すぐに医療機関を受診するようにしてください。

頭痛を引き起こす主な脳疾患

くも膜下出血

脳を覆う膜である「くも膜」の内側で出血を起こす疾患です。
主な原因は、脳動脈瘤の破裂・出血です。生活習慣病などに起因する動脈硬化の進行が、脳動脈瘤、およびその破裂のリスクを高めると言われています。
バットで頭を殴られたような強烈な頭痛、吐き気や嘔吐、意識低下などの症状を伴います。

脳出血

脳動脈が破れて、出血を起こす病気です。
高血圧などの生活習慣病によって動脈硬化が進行することが主な原因と言われています。
強烈な頭痛や身体の片側の麻痺、吐き気・嘔吐、意識低下などの症状が見られます。

脳腫瘍

脳に生じる腫瘍です。脳腫瘍の発生には、遺伝的な要素が影響しているものと考えられます。その他、たんぱく質や脂質の摂り過ぎ、ストレス、喫煙などもリスク要因となります。
腫瘍が大きくなるとともに、頭痛も強くなります。だんだんと頭痛が強くなる場合には、早めに検査を受けましょう。それ以外の症状としては、手足のしびれや視力障害などが挙げられます。

緊急性の低いが辛い頭痛

緊急性の低いが辛い頭痛

頭痛のある方のうち、ほとんどがこちらに該当します。ただ、あくまで緊急性が低いというだけで、治療が必要ないわけではありません。
早期に検査を受け、原因に応じた適切な治療へと進みましょう。

このような症状は
心当たりありませんか?

  • 風邪、インフルエンザになったときの頭痛
  • 心身が緊張しているとき、疲れているときだけ現れる頭痛
  • ズキズキという片側または両側のこめかみの痛み(片頭痛)
  • 決まった時間帯、決まった場面で現れる頭痛

こういった頭痛の場合は、基本的に緊急性は低くなります。ただし、快適に毎日の生活を送るためにも、早めに検査を受けるようにしてください。

頭痛の種類

片頭痛(片頭痛)

片側または両側のこめかみ付近でズキズキと響くように痛む頭痛です。
脳血管が拡張することで三叉神経が刺激を受け、痛みが現れると考えられます。

緊張型頭痛

心身の緊張、疲れなどを原因として起こる頭痛です。
肩こりなどの不定愁訴を伴うケースも少なくありません。

群発頭痛

片側の目の奥かこめかみでの激しい痛みが生じます。しばしば、目の充血や鼻水などの症状を伴います。
脳血管の拡張が主な原因と考えられます。比較的男性に多い頭痛です。

当院では片頭痛予防薬の
治療を実施

片頭痛予防薬(発症抑制薬)
「エムガルティ」

エムガルティ当院では、2021年に認可された新しい片頭痛予防薬「エムガルティ」を取り扱っております。
それ以外にも、アジョビ、アイモビークといった予防薬もご用意しておりますので、片頭痛でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
エムガルティとは

繰り返される片頭痛があり、従来の予防薬では十分な効果が得られない方が対象となります。
内服ではなく注射での投与となり、月に1回の注射(通院)で済むため、患者様のご負担も軽くなります。

期待できる効果
  • 片頭痛の頻度を減らせる
  • 片頭痛の痛みやそれに伴う症状の緩和
  • 日常生活を快適に過ごせる
  • 急性期治療薬が効きやすくなる
対象となる方
  • 繰り返される片頭痛にお悩みの方
  • 過去3カ月で1カ月あたり4日以上片頭痛発作がある方
  • 18歳以上の方
  • 他の片頭痛予防薬では効果が不十分である方
  • 他の片頭痛予防薬が合わない方
  • 1年以内に頭部MRI検査、MRA検査を行っている方
  • 他医療機関からの紹介状がある方
  • 初診の場合は、頭痛ダイアリーを3カ月以上記録している方

※お薬手帳をお持ちください。
※妊娠されている方、授乳中の方は、エムガルティの有益性がリスクを上回ると判断したときのみ使用します(有益性投与)。

投与方法

初回では2本、以降は1カ月に1本、注射投与していきます。
初回で2本を投与することで、血中の濃度が早期に安定した状態となります。

副作用

一時的な注射部位の痛み、かゆみ、腫れなどの副作用が、全体の約10%で認められます。
なお、ごく稀ではありますが、アナフィラキシーの報告もあります。

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