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公開日:2026.10.16
最終更新日:2026.10.18

慢性的な首の痛みの原因は?セルフチェックとストレッチで対処しよう

スマートフォンやパソコンなど同じ姿勢で長時間操作することの多い現代社会において、慢性的な首の痛みに悩まされている人は多くいます。その原因は筋肉によるものや骨の異常、それに伴う神経圧迫など様々。自然に治る場合もありますが、長く続く痛みはもしかしたら頸椎椎間板ヘルニアの可能性もあります。

ここでは頸椎椎間板ヘルニアの特徴をご紹介。セルフチェックできる項目もまとめたのでぜひご覧ください。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

┃1.慢性的な首の痛みの原因

首は約5kgもある頭を支える重要な組織。そのため姿勢が悪いと筋肉や骨に負荷がかかって、痛みとして出てしまうことがあります。主な原因は下記です。

<姿勢が悪い>

スマートフォンやパソコンを長時間使ったり、肘をついて頭を支える姿勢が癖になっていると、首や肩の筋肉に偏った負荷をかけて筋肉の凝りや歪みにつながります。これらが痛みとなって現れます。

スマートフォンなどを同じ姿勢で長時間見ることによって、本来緩やかなS字カーブを描いている首の骨「頚椎」が、まっすぐになってしまう「ストレートネック」は、現代病としても知られています。

<筋肉のこわばり>

同じ姿勢を長時間続けると、血流が悪くなり、痛みの原因物質がたまってしまい、痛みが発生します。

<首の疾患>

頚椎症や椎間板ヘルニアなどを発症している場合、神経が何かしらで圧迫されることで痛みが出ている可能性があります。神経圧迫が原因の痛みの場合、多くの場合、腕や手に痺れを伴います。そのほか、ボタンがうまく止められない、箸が使えなくなるなど手先が不自由になるという特徴も現れることがあります。

主な首の疾患は下記です。

【頚椎症】
加齢や長年の負担蓄積によって首の骨やクッションの役割を果たしている椎間板が変形し、神経を圧迫する病気です。頚椎症の中でも、神経の枝を圧迫しているものを「頚椎症性神経根症」、脊髄を圧迫しているものを「頚椎症性脊髄症」といいます。

【頚椎椎間板ヘルニア】
首の骨の間にあってクッションの役割を担う「椎間板」が飛び出し、近くにある神経や脊髄を圧迫してしまう症状です。加齢による椎間板の変性や弾力の低下、姿勢の悪さ、首に負荷のかかるスポーツや重労働によって発症します。

┃2.首の疾患かセルフチェックする

慢性的な首の悩みを抱えている人は、まずは自分でセルフチェックしてみましょう。

<セルフチェック項目>

  • 数週間にわたって首、肩、肩甲骨に痛みがある
  • 腕や手などに痛みや痺れがある
  • 首を反らしたり捻ったりすると症状がひどくなる
  • 指先に力が入りにくく、細かい作業が出来なくなった
  • 足が突っ張って歩きにくい
  • 尿や便が出にくい

上記のチェック項目で当てはまるものがあった人は、動作テストをしてみましょう。

<動作テスト>

①まっすぐ立ち、首を後ろに反らして5秒保持
②首や腕、肩まわりに痛みや痺れが出るかチェック
③シャツのボタンを外したり留めたり作業が、以前よりぎこちなく、時間がかかる

→痛みや痺れが出た場合は「頸椎椎間板ヘルニア」の可能性があります

これらの症状が出た場合は、すぐに医療機関に相談しましょう。神経の圧迫は早期に治療しなければ、圧迫を取り除くなどして根本解決したとしても、神経損傷が残ることがあります。

┃3.慢性的な首の痛みに効果的なストレッチ

首の慢性的な痛みが首の疾患によるものでなければ、ストレッチによって痛みが緩和することもあります。また筋肉の強張りを改善することで、姿勢も改善する可能性もあります。

ここでは各部位のストレッチ方法を共有します。無理ない範囲で体をほぐしてみましょう。

<肩甲挙筋>

①左腕を下ろす
②右手で頭の左側を持って、右斜め前に倒した状態で15秒ほどキープ
③反対側も同様に行う

<胸鎖乳突筋>

①親指が鎖骨にかかるようなイメージで両手を胸の上に重ねる
②首前面を伸ばすイメージで上目にする
③その状態から、胸鎖乳突筋を伸ばすイメージで、右に傾けて10秒キープ
④同じイメージで左側に傾け、10秒キープ

<肩・胸・胸郭>

①背中の後ろで両手の指を組む
②肩甲骨を寄せるイメージを持ちながら、組んだ手を斜め下に引き下げる
③鼻から息を吸いながら、胸を大きく開き、視線を少し上げる
④胸が開いた状態

<肩甲骨まわり>

①壁に背を向けて立つ
②足は肩幅に、腰、肩、後頭部が壁に触れた状態にする
③肘を90度に曲げて両腕を壁につけ、手のひらを正面に向ける。
④腕が壁から離れないようにしながら、腕を上に伸ばしていきます。伸ばすときに背中がそったり、肩が痛くなったり、する場合は挙げられるところまで挙げましょう。無理はしないことが大切です。20秒間、無理ない範囲でゆっくりと腕を上下させます。

┃4.当院の治療

ストレッチを続けても慢性的な首の痛みが改善しなければ、セルフチェックで症状がなくても、何かしらの首の疾患があるかもしれません。その場合は無理をせず医療機関に相談しましょう。

当院では低侵襲の頚椎日帰り手術を行っております。診察や画像検査によって症状の原因を確認したうえで、適切な治療をご提供します。

一般的な保険診療で手術を受ける場合は入院が必要ですが、当院の治療は日帰りで受けられるため、仕事を続けながら治療を検討することも可能です。また、頚椎の状態に応じて再生医療を組み合わせ、傷んだ椎間板や神経の修復を促し、症状の改善を目指します。

<頚椎日帰り治療の特徴>

  • 脊髄疾患を熟知した医師による診察から治療までの一貫した対応
  • 再生医療による修復効果
  • 切開は7mmと身体に低負担
  • 頚椎の可動域に配慮した治療

詳しくは以下のページをご覧ください。

>>頚椎日帰り治療

┃よくある質問

<Q.首の痛みは何科を受診すればいいのでしょうか?>

A.首の痛みや、腕の痺れがある場合は、基本的に整形外科を受診します。

<Q.痛みがある場合、冷ましたほうがいいのでしょうか?温めたほうがいいのでしょうか?>

A.慢性的な痛みに関しては、筋肉の強張りや血流の悪化が関係しているため、温めてあげたほうが効果的です。ただし、熱感があるときは冷やすと覚えておきましょう。

<Q.首の痛みには首以外のストレッチも効果的ですか?>

A.はい、効果的です。体は足の裏から骨盤、背骨、首にかけて全てがどこかしらで繋がり、関連しています。例えば下半身が硬くなると、その歪みを補正するために、だんだんと背中が丸まってきてしまいます。そのためストレッチをする際にも、部分的にではなく、全身をバランスよく行うのを意識しましょう。

問い合わせ

┃YouTubeでも医療知識を紹介しています

今回の内容はYouTubeでも田中院長がお話ししています。そのほかにも様々ありますので、ぜひご覧ください。



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