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2026.04.28

運動不足で腰痛になる?考えられる原因と改善方法・注意すべき症状とは

「最近あまり運動していないけど、腰痛はそのせい…?」と感じている方は少なくありません。確かに運動不足は腰痛の一因となりますが、実際には筋力低下だけでなく、姿勢の崩れや生活習慣、さらには椎間板や神経のトラブルなど、複数の要因が関係しているケースも多くみられます。そのため、「運動不足だから」と自己判断してしまうと、本来必要な治療のタイミングを逃してしまう可能性も。ここでは運動不足と腰痛の関係、原因や具体的な対処法、受診の目安について解説します。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

┃1.なぜ運動不足で腰痛が起こる?

結論として、運動不足自体が腰痛を起こしているわけではなく、あくまでもきっかけの1つ。本当の原因が別にある場合も少なくありません。運動不足が引き起こす腰痛のトリガーと注意点をまとめました。

<筋力低下や柔軟性の低下>

腹筋、背筋など体を安定させ、腰椎への負担を分散する役割を担っています。運動不足が続くと、腹筋、背筋などの腰を支える筋肉が弱くなってしまい、腰痛を引き起こすことがあります。

このほか筋力が低下すると、立つ、座る、歩くといった日常動作でも腰に直接負担がかかってしまい、痛みを感じやすくなります。また、筋肉や関節の柔軟性が低下すると、動作のたびに負担が局所に集中してしまい、これも腰痛の要因となります。

<姿勢の崩れ・長時間同じ姿勢>

デスクワークやスマートフォンを長時間使用すると前かがみや猫背になりがち。すると腰椎にかかる圧力が増加します。さらに、同じ姿勢を長く続けることで血流が悪化し、筋肉がこわばりやすくなり、慢性的な腰痛につながる可能性も出てきます。

<注意したい脊椎疾患の可能性>

運動不足がきっかけであっても、その背景には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった疾患が存在することがあります。特に、背骨のクッション的な役割を果たす「椎間板」が変性している場合、軽い負担でも神経を圧迫しやすくなり、痛みやしびれを引き起こしてしまいます。

┃2.症状の特徴と悪化しやすいケース

運動不足による腰痛は、「どの程度か」ということを見極めることが重要です。また痛みが出るタイミングや、一時的なのか、慢性的なのかというのも大事な判断基準。自分に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

<動き始めや長時間同じ姿勢での痛み>

朝起きた直後や、長時間座った後に立ち上がる際に痛みが出る場合は、筋肉のこわばりや血流の低下が関係していることが多いとされています。さらに動いているうちに痛みが軽くなる場合には、筋肉由来の可能性が高い傾向にあります。

>>朝起きると腰が痛いときの対策とは?原因や受診の目安も解説

<悪化しやすい生活習慣>

生活習慣がよくないと、筋肉だけでなく椎間板にも負担が蓄積してしまい、腰痛を慢性化させる要因になります。下記のような行動はできるだけ避けましょう。

  • 長時間座り続ける
  • 運動習慣がない
  • 急に重いものを持つ
  • 姿勢を意識していない

<放置は危険!身体のサインを見逃さない>

痛みの種類によっては、単なる運動不足ではなく、神経の圧迫が関係しているサインの可能性があります。もしも心当たりがある場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 足にしびれや痛みが広がる
  • 片側だけに症状が出る
  • 力が入りにくい
  • 安静にしても改善しない

>>【放置は危険!】病院に行った方がいい腰痛は?セルフチェックで腰痛原因を探る

┃3.自宅でできる対処法とセルフケア

軽度の腰痛であれば、生活習慣の見直しによって改善できることもあります。

<同じ姿勢を続けない>

日常生活において、まず重要なのは「同じ姿勢を続けないこと」。30〜60分に1回は立ち上がり、軽く体を動かすようにしましょう。また、椅子の高さやモニター位置を調整し、腰に負担の少ない姿勢を意識することも大切です。

>>「腰にいい姿勢ってなんですか?」腰の負担を数値化して徹底解説

<軽い運動とストレッチ>

ウォーキングや体幹トレーニング、ストレッチは腰痛予防に有効です。ただし、痛みが強い状態で無理に動くと悪化する可能性があるため、痛くなりすぎない範囲内で行うことが重要です。

>>腰椎すべり症でウォーキングはしてもよい?歩き方のポイントも解説

<休養・入浴などのセルフケア>

入浴で体を温めると血流が改善し、症状の緩和が期待できます。慢性的な腰痛には、こうした日常的なケアも有効です。

┃4.こんな場合は早めに受診の検討を

腰痛は様子を見ても大丈夫な場合もありますが、以下に当てはまる場合は我慢せず、医療機関を受診しましょう。特に神経症状がある場合は、早期の対応が症状の進行を防ぐためにも重要です。

  • 痛みが2〜4週間以上続く
  • 徐々に悪化している
  • 足のしびれや違和感がある
  • 日常生活に支障が出ている
  • 原因がはっきりしない

┃5.当院で行っている治療

当院は腰痛を中心に治療を行っているクリニックです。もしも気になることがありましたらお気軽にご相談ください。また、もしも椎間板や脊椎に問題があった場合、早めの治療が大切です。当院では日帰り手術と再生医療を組み合わせた治療をご提供しております。

<PDR>

PDR法(経皮的椎間板修復治療)

PDRは経皮的椎間板再生治療ともいいます。患者さんの血液を採取し、濃縮血小板由来の成長因子(PRP)を抽出。PRPと幹細胞上清液を患部に注入し、透視装置を使って損傷した椎間板に成長因子と幹細胞上清液を投与します。PLDDと併用することも可能で、日帰りで手術を受けることができます。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

>>PDRの詳細はこちら

<PLDD>

PLDD

PLDDは、レーザーを椎間板の髄核に照射して椎間板を縮小し、神経の圧迫を軽減する治療です。施術に要する時間は1か所あたり15~30分程度で、院内の滞在時間も数時間程度で済むため、日帰りでの手術が可能です。

対象疾患:椎間板ヘルニア

>>PLDDの詳細はこちら

<PED>

PED

細い内視鏡を用いて、神経を圧迫している椎間板ヘルニアを直接摘出細い内視鏡を用いて椎間板ヘルニアを摘出する治療です。切開は約7mmと小さく、患部を確認しながら処置を行うため、身体への負担を抑えられる点が特徴です。レーザー治療では対応が難しい症例にも対応可能で、手術時間はおよそ1〜2時間程度。日帰りでの手術が可能です。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

>>PEDの詳細はこちら

<PEL>

PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)

PELは全ての手術操作を内視鏡下で行う手術です。体を大きく傷つけずに脊椎内部の奥深いところを観察し、神経の圧迫を取り除きます。局所麻酔で行えるため、高齢の方や持病のある方など全身麻酔下の手術が受けられない方にとってもメリットの大きい手術です。日帰りでの対応が可能で、早期の社会復帰を目指す方にも適しています。

対象疾患:脊柱管狭窄症、すべり症など

>>PELの詳細はこちら

<ディスクフロー治療>

ディスクフロー治療

傷を塞ぐ接着剤のような役割を持つ「フィブリン」という物質を患者さんの血液から生成し、椎間板の亀裂を封鎖する治療です。ご自身の血液からつくる自己フィブリンなので、アレルギーや拒絶反応、感染などのリスクを抑えられるのも特徴です。

対象疾患:椎間板ヘルニアなど

>>ディスクフロー治療の詳細はこちら

<SAST>

SAST(脊椎幹細胞移植)

患者さん自身の脂肪から幹細胞を取り出して培養し、椎間板、頚椎、腰椎などに移植する治療法です。幹細胞には傷ついた組織を再生する働きがあり、損傷した椎間板や脊椎の修復を促して腰痛の改善を目指します。また、ご自身の脂肪から採取した幹細胞を使用するため、体へのなじみがよく、副作用のリスクを抑えやすい点も特徴です。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間板変性症、すべり症など

>>SAST法の詳細はこちら

┃6.まとめ

運動不足は腰痛の一因となることがありますが、それだけでなく、椎間板や神経の異常、さらには内臓の病気が関係している場合もあります。セルフケアで改善するケースもありますが、痛みが長引く場合やしびれなどの症状がある場合は、原因を正確に見極めることが重要。「運動不足だから」と自己判断せず、気になる症状がある場合は一度ご相談ください。

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今回の内容はYouTubeでも田中院長がお話ししています。そのほかにも様々ありますので、ぜひご覧ください。



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