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2025.09.09

【症例紹介】腰部脊柱管狭窄症およびすべり症に対し、日帰り手術(PEL法)+PRP療法を行った70代女性の症例

痛みや痺れが出ている部位_4615

┃患者さんの情報

<年齢・性別>

70代 女性

<病名>

腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症

┃治療前の経過・ご相談内容

腰痛と右殿部から右膝にかけての痛みがあり、整形外科を受診。腰部脊柱管狭窄症と診断され、日帰り手術を希望して当院の受診に至りました。

主症状としては、右殿部から右膝にかけて痛みがあり、両下腿、左下肢が重くなる感じもあるとのことでした。

┃検査・診断

術前MRI_4615

今回の患者さんの場合、L4/5脊柱管狭窄症、すべり症が症状の要因だと考えられます。

赤い枠の部分(L4/5)に脊柱管狭窄症およびすべり症が認められ、特にL4/5に強い狭窄を認めました。

┃治療内容

  • PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下術)
  • PRP療法(濃縮血小板由来の成長因子による再生医療)

腰椎MRI画像からL4/5狭窄症が原因と判断し、PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下術)を行いました。すべり症はあるものの、X線動態撮影で不安定性がないため固定術は行いませんでした。

また、神経修復の作用を期待して同時にPRP療法(濃縮血小板由来の成長因子投与による再生医療)を行いました。

┃治療後の経過


術後MRI_4615

術後1ヶ月、3ヶ月に、神経修復に効果的なPRP療法をレントゲンを見ながら注射しています。

足の痛みは手術翌日から改善傾向で、しびれも軽減しました。術後に行ったPRP注射の後は腰痛が改善し、しびれ、足の痛みも徐々に取れていきました。

手術から8ヶ月経過後に術前の症状が消失し、終診となりました。

<治療期間・回数>

日帰り

<費用>

1,540,000円(税込)

<診療種別>

自由診療

<注意点>

  • 治療効果が出るまで3週間〜3ヶ月程度かかります。
  • 治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
  • 治療後は内出血、腫れ、発赤、疼痛、かゆみ、変色、および圧痛が発生することがあります。ごく稀に術後血腫、感染、神経損傷が出現することもあります。

┃今回の治療法について詳しくはこちら

<PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)>

PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)

低侵襲手術であるPEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)は7〜8mmの小さな切開で済み、日帰り手術が可能です。大きな切開を伴う除圧術や固定術では全身麻酔が必要ですが、内視鏡下で行うPELは局所麻酔で神経の圧迫を取り除けます。早期に社会復帰したい方や、持病や年齢により全身麻酔下の手術が受けられない方にとって、特に利点の大きい手術です。

>>PELの詳細はこちら

<PRP療法(多血小板血漿)>

PRP療法(多血小板血漿療法)は、患者様自身の血液から血小板を抽出・濃縮し、患部に注射する治療法です。血小板にはさまざまな成長因子が含まれており、組織の修復を促す効果が期待できます。

>>PRP療法について詳しくはこちら

┃YouTubeでも症例を紹介しています

YouTubeでもさまざまな情報や症例をご紹介しています。ぜひご覧ください。






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