
┃患者さんの情報
<年齢・性別>
80代 男性
<病名>
腰部脊柱管狭窄症
┃治療前の経過・ご相談内容
整形外科に受診して腰部脊柱管狭窄症と診断されました。左足裏の痺れと左殿部の痛みがあり、日帰り手術を希望して当院への受診に至りました。
┃検査・診断
赤い枠の部分(L4/5)に、強い狭窄を認めました。
┃治療内容
- PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)
- PRP療法(濃縮血小板由来の成長因子を投与する再生医療)
腰椎MRIから、L4/5の狭窄症が左足裏の痺れと左殿部の痛みの原因と判断し、PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)を行いました。同時に、神経修復作用を期待してPRP療法(濃縮血小板由来の成長因子投与)も行いました。
さらに、術後1ヶ月、3ヶ月でレントゲンを確認しながら、PRPを注射しています。
┃治療後の経過
術後から徐々に痛みが緩和されました。症状の緩和に伴い、歩行距離も増加しています。手術から3ヶ月後には痛みと痺れが術前より軽減し、リハビリに取り組んでスムーズな歩行ができるようになりました。
<治療期間・回数>
日帰り
<費用>
1,540,000円(税込)
<診療種別>
自由診療
<注意点>
- 治療効果が出るまで3週間〜3ヶ月程度かかります。
- 治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
- 治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごくまれに、術後血腫、感染、神経損傷が出現することもあります。
┃今回の治療法について詳しくはこちら
<PEL>
低侵襲手術であるPEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)は7〜8mmの小さな切開で済み、日帰り手術が可能です。大きな切開を伴う除圧術や固定術では全身麻酔が必要ですが、内視鏡下で行うPELは局所麻酔で神経の圧迫を取り除けます。早期に社会復帰したい方や、持病や年齢により全身麻酔下の手術が受けられない方にとって、特に利点の大きい手術です。
<PRP療法>
PRP療法(多血小板血漿療法)は、患者様自身の血液から血小板を抽出・濃縮し、患部に注射する治療法です。血小板にはさまざまな成長因子が含まれており、組織の修復を促す効果が期待できます。
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