
┃患者さんの情報
<年齢・性別>
50代 男性
<病名>
腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア
┃治療前の経過・ご相談内容
他院で椎間板ヘルニアの手術を行い、痛みは軽くなったものの、両臀部の痛みと痺れ、歩行時の下肢の痺れが残っていました。症状の改善のために日帰り手術を希望し、当院への受診に至りました。
┃検査・診断
赤い丸の部分(L4/5)に強い狭窄を認めました。
┃治療内容
- PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)
- PRP療法(濃縮血小板由来の成長因子を投与する再生医療)
腰椎MRIからL4/5狭窄症が症状の原因と判断し、PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)を実施。神経修復効果を期待して、同時にPRP療法も行いました。
┃治療後の経過
術後1ヶ月、3ヶ月で、レントゲンを見ながらPRPを注射しました。手術後は徐々に痛みが緩和され、25日後には服薬せずに日常生活が送れるようになりました。
術前は15分程度歩いたら痺れが出ていましたが、症状緩和に伴い歩行距離が延伸。術前にはNRS10(強い痛み)と感じていたところ、手術から6ヶ月後には痛みも痺れもNRS0(痛みがない状態)となりました。
<治療期間・回数>
日帰り
<費用>
1,540,000円(税込)
<診療種別>
自由診療
<注意点>
- 治療効果が出るまで3週間〜3ヶ月程度かかります。
- 治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
- 治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごくまれに、術後血腫、感染、神経損傷が出現することもあります。
┃今回の治療法について詳しくはこちら
<PEL>
低侵襲手術であるPEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)は7〜8mmの小さな切開で済み、日帰り手術が可能です。大きな切開を伴う除圧術や固定術では全身麻酔が必要ですが、内視鏡下で行うPELは局所麻酔で神経の圧迫を取り除けます。早期に社会復帰したい方や、持病や年齢により全身麻酔下の手術が受けられない方にとって、特に利点の大きい手術です。
<PRP療法>
PRP療法(多血小板血漿療法)は、患者様自身の血液から血小板を抽出・濃縮し、患部に注射する治療法です。血小板にはさまざまな成長因子が含まれており、組織の修復を促す効果が期待できます。
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