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2026.04.03

ストレスは筋肉を硬くする!自律神経の乱れによる腰痛について

腰痛の原因は様々な要因が複合的に絡み合っていることが多く、「ストレス」もその一つ。ストレスによって骨格筋がこわばり、血流が悪化することで腰痛を引き起こすことも少なくありません。今回はストレスが筋肉にもたらす悪影響と、腰痛を引き起こすメカニズムについて解説します。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

┃1.ストレスで脳に起こる変化

人間はストレスを感じると、不安や怒り、恐怖といった感情の処理や、安全か危険かの判断、恐怖体験などを海馬と連携して記憶に定着させる機能を持つ「偏桃体(へんとうたい)」という部位が反応します。それと同時に理性を司る「前頭前野の機能が低下し、不安や怒りといった感情が暴走し、正常な判断ができなくなります。

もしもストレス環境に長期間さらされた場合、偏桃体が過剰に活動、増大してしまいます。また脳の記憶や学習に関わる海馬を萎縮させてしまうこともわかっています。

そのほか、ストレスから身を守るために視床下部という箇所が反応し、心拍数の増加や血圧上昇などの自律神経に影響を与えます。慢性的なストレスは、視床下部がオーバーヒートしてしまい、睡眠障害、食欲以上、うつ状態、免疫力低下などの身体の不調を引き起こします。

┃2.ストレスが骨格筋にもたらす悪影響

人間はストレスを感じると、筋系や神経系に異常がないのに痛みが起こってしまうことがあります。これはストレスによって、脳機能に異常が起きて、痛みを抑制する機能が低下してしまうからと科学的に証明されています。

ストレスは交感神経を優位にさせるので、血管が収縮してしまいます。その結果、血流が悪くなり、筋肉のこわばりを引き起こします。慢性的な筋肉のこわばりは、痛みを引き起こす原因にもなります。

また「また痛くなるのでは」という不安が、腰を過剰に守って動きを制限してしまい、さらに筋肉をこわばらせてしまう可能性も。こわばりが強くなり、腰痛を悪化させてしまうという悪循環をもたらします。

このほか、筋肉の緊張が続くことで、背骨や骨盤の歪みを発生させる可能性もあります。

┃3.ストレス性腰痛の対処法

ストレスによる腰痛の場合、まずは自律神経を整えて、根本的に解決することが重要。それと同時に、筋肉を柔らかくすることも大切です。

<ストレッチ・運動>

筋肉のこわばりを緩和するためには、ストレッチがお勧めです。そのほか、ウォーキングなどの軽い運動も筋肉を動かし、血流をよくするため効果的です。

>>ストレッチ方法はこちら

<入浴>

お風呂に浸かることで、血行を促進します。さらにリラックス効果も見込めます。入浴剤やアロマキャンドルなどで香りを楽しむのもリラックス効果が高まるかもしれません。

<呼吸法を意識する>

仰向けになって、膝を立てる姿勢を取ったあと、ゆっくりと腹式呼吸を行います。お腹周りの筋肉が動くので、筋肉を弛緩させるだけでなく、副交感神経が優位になり、身体がリラックスした状態になります。

<休息を取る>

根本原因はストレスなので、休暇を取るなどしてリフレッシュしましょう。日々の睡眠の質を高めるために、寝具などを見直すのもおすすめです。

┃4.ストレスによる腰痛治療の注意点

ストレスによる腰痛治療は、「筋肉や骨などに異常がない」ということが大前提。もしも椎間板ヘルニアや、脊柱管の狭窄があって、神経を圧迫しているなどがあれば、それが腰痛の根本的な原因である可能性が高いです。

そのため、腰痛がある場合はまず整形外科や腰痛専門のクリニックの診療を受けるようにしましょう。もしも疾患が見つかった場合は、症状にあわせて治療を進めていきます。

当院では、日帰りの腰痛手術を行っています。ここでいくつかご紹介します。

<経皮的レーザー椎間板減圧術(PLDD)>

PLDD

レーザーを椎間板内の髄核に照射して縮小させ、神経の圧迫を軽減する治療法です。施術に要する時間は一箇所あたり15〜30分程度と短時間なので、日帰りが可能。1mm程度の穴から治療できるため、術後の出血や痛みが抑えられることも特徴です。

>>PLDDの詳細はこちら

<経皮的内視鏡下椎間板摘出術(PED)>

PED

内視鏡を使用して椎間板を摘出する手術です。切開幅は約7mmと、細い内視鏡を使って手術を行うため患者さんの身体への負担を抑えられるのが特徴。レーザー治療では対応が難しい重症例にも効果が期待できます。手術時間は1〜2時間程度で、日帰りが可能です。

>>PEDの詳細はこちら

<経皮的椎間板再生治療(PDR)>

PDR法(経皮的椎間板修復治療)

損傷した椎間板の再生を促す治療方法です。患者様の血液から濃縮血小板由来の成長因子を抽出し、幹細胞上清液とともに損傷した椎間板に投与。組織を修復する働きを持つ成分が、椎間板を再生します。PLDDと併用することも可能です。

>>PDRの詳細はこちら

<PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)>

PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)

低侵襲手術であるPEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)は7〜8mmの小さな切開で済み、日帰り手術が可能です。切開を伴う除圧術や固定術では全身麻酔が必要ですが、内視鏡下で行うPELは局所麻酔で神経の圧迫を取り除けます。早期に社会復帰したい方や、持病や年齢により全身麻酔下の手術が受けられない方にとって、特に利点の大きい手術です。

>>PELの詳細はこちら

<ディスクフロー治療>

ディスクフロー治療

傷を塞ぐ接着剤のような役割を持つ「フィブリン」という物質を患者さんの血液から生成し、椎間板の亀裂を封鎖する治療です。ご自身の血液からつくる自己フィブリンなので、アレルギーや拒絶反応、感染などのリスクを抑えられます。

>>ディスクフロー治療の詳細はこちら

┃5.まとめ

当院は腰痛に特化したクリニックとして、様々な患者様の腰痛改善に向き合ってきました。心因性だと診断するためには、確実に骨や筋肉の異常による腰痛疾患ではないと証明しなければいけません。もしも慢性的な腰痛に悩まされている方は、まずは専門機関に相談し、しっかりとした診断を受けましょう。当院でも検査をすることが可能です。もしも気になった方は、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ

┃YouTubeでも医療知識を紹介しています

今回の内容はYouTubeでも田中院長がお話ししています。そのほかにも様々ありますので、ぜひご覧ください。



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