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2026.03.22

「坐骨で座る」ってどういうこと?坐骨を使った適切な座り方のコツを解説


腰痛のイメージ図

腰痛の緩和のため「坐骨で座るとよい」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そもそも坐骨とはどこにある骨なのか、どのように意識すればきちんと坐骨に体重を乗せて座れるのか、よくわからない場合もあることでしょう。

そこで今回は、坐骨の位置や役割、体に負担をかけにくい適切な座り方のコツについて解説します。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

┃1.坐骨とは?


坐骨と骨盤の図

坐骨は、上半身と下半身をつなぐ骨盤の一番下にある骨です。椅子にまっすぐ座ったときに、座面に直接当たる少し尖ったような骨が坐骨にあたります。

坐骨には、座っている状態で上半身を支える土台となる役割があります。座るときに坐骨を使えていないと姿勢が崩れ、腰や背中の筋肉に余計な負担がかかる場合も。重心が後ろに偏り、坐骨ではなくその上の仙骨が座面に付いた座り方は「仙骨座り」と呼ばれることもあります。この状態が継続すると慢性的な腰痛につながるため、日ごろから適切な座り方を意識しましょう。

┃2.坐骨を使った適切な座り方のコツ

横から見たときに、耳、肩、足の付け根が一直線にまっすぐ並ぶのが正しい座り方です。これを意識すると背骨本来のゆるやかなカーブが自然に維持でき、腰や首への負担を軽減できるでしょう。

椅子に座るときは、まず左右の坐骨がしっかりと座面に付いているか確認しましょう。お尻に左右均等に体重がかかるよう意識し、膝を直角に曲げて両足の裏をしっかりと床につけるのが重要です。ただし、この姿勢で腰や下肢に痛みや痺れが出る場合は、膝の角度を和らげて足を少し前に出すなど、負担の少ない姿勢に調整してもよいでしょう。

上半身は猫背でも反り腰でもない姿勢が取れているか意識し、顎は軽く引きます。背筋を伸ばそうとして胸を張りすぎると反り腰になる場合があるため、注意しましょう。椅子に浅く腰掛けると骨盤が後ろに倒れやすくなるため、深く腰掛けて背もたれで腰回りを支えるように座るとよいでしょう。

┃3.腰痛が長引く場合は医療機関で検査を

正しい座り方や姿勢の改善に努めていてもなかなか腰痛が改善しない場合、単なる腰痛ではなく脊椎や椎間板に異常があるケースも考えられます。

代表的な脊椎疾患には、以下のようなものがあります。

  • 椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症
  • 腰椎分離症 など

このような疾患は、放置すると重症化して「痛みで眠れない」「外出できない」といったトラブルにつながる場合もあります。腰痛が治らない場合は一度医療機関を受診し、レントゲン検査やMRI検査で脊椎に異常がないか確認しましょう。

┃4.当院で行う日帰り腰痛手術

当院では、脊椎疾患に対して日帰りでできる腰痛手術を行っています。

脊椎疾患と診断されてもすぐに手術を行うわけではなく、まず薬物療法やリハビリテーションなどの保存療法を行って様子を見ることが一般的です。しかし、保存療法で十分な効果が得られない場合や日常生活への支障が大きい場合などは、手術を検討します。

一般的な手術では1〜2週間程度の入院が必要ですが、当院では完全内視鏡下・局所麻酔下で手術を行うため、手術当日に歩いてご帰宅いただけます。対応している術式と対象疾患は、以下の通りです。

※すべて自由診療です

<PEL>

PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)

PELは全ての手術操作を内視鏡下で行う手術です。体を大きく傷つけずに脊椎内部の奥深いところを観察し、神経の圧迫を取り除きます。局所麻酔で行えるため、高齢の方や持病のある方など全身麻酔下の手術が受けられない方にとってもメリットの大きい手術です。

対象疾患:脊柱管狭窄症、すべり症など

>>PELの詳細はこちら

<PLDD>

PLDD

PLDDは、レーザーを椎間板の髄核に照射して椎間板を縮小し、神経の圧迫を軽減する治療です。施術に要する時間は1か所あたり15~30分程度で、院内の滞在時間も数時間程度で済むため、日帰りでの手術が可能です。

対象疾患:椎間板ヘルニア

>>PLDDの詳細はこちら

<PDR>

PDR法(経皮的椎間板修復治療)

PDRは経皮的椎間板再生治療ともいいます。患者さんの血液を採取し、濃縮血小板由来の成長因子(PRP)を抽出。PRPと幹細胞上清液を患部に注入し、透視装置を使って損傷した椎間板に成長因子と幹細胞上清液を投与します。PLDDと併用することも可能で、日帰りで手術を受けることができます。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

>>PDRの詳細はこちら

<PED>

PED

PEDは、経皮的内視鏡下椎間板摘出術とも呼ばれる手術です。細い内視鏡を使って行うため、低侵襲なのが特徴。日帰りで受けることができ、術後の生活への影響も少ないとされています。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

>>PEDの詳細はこちら

<ディスクフロー治療>

ディスクフロー治療

傷を塞ぐ接着剤のような役割を持つ「フィブリン」という物質を患者さんの血液から生成し、椎間板の亀裂を封鎖する治療です。ご自身の血液からつくる自己フィブリンなので、アレルギーや拒絶反応、感染などのリスクを抑えられます。

対象疾患:椎間板ヘルニアなど

>>ディスクフロー治療の詳細はこちら

<SAST>

SAST(脊椎幹細胞移植)

┃5.まとめ

坐骨を適切に使って座ると、腰への負担を軽減しやすくなります。座り方や姿勢を改善しても腰痛が長引く場合は、脊椎に異常がある可能性もあるため医療機関で検査を受けましょう。

当院では、日帰りの腰痛手術と再生医療を組み合わせた治療法を行っております。患者さんのニーズに応じた治療法をご提案しますので、ぜひご相談ください。

┃YouTubeでも医療知識を紹介しています

今回の内容はYouTubeでも田中院長がお話ししています。そのほかにも様々ありますので、ぜひご覧ください。



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