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2026.02.28

喫煙と腰痛は関係している? 椎間板ヘルニアのリスクを高める喫煙について

喫煙は、身体に様々な悪影響を及ぼします。腰痛も喫煙によって引き起こされる症状の1つ。ここでは、なぜ喫煙によって腰痛が起こるのかを解説するとともに、腰痛が起こった時の対処法をご紹介します。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

┃1.腰痛の原因となる「ニコチン」

煙草に含まれる有害物質の1つ「ニコチン」。ニコチンは、強い血管収縮作用と、脳への神経毒性を持つ物質です。また脳のドーパミンを放出させ、快感をもたらすという効果もあるので、依存性が強いのも特徴です。ニコチンが身体から抜けてくると、イライラしたり、集中力が低下したりするほか、頭痛が起こることもあります。

そのほか、強い血管収縮を引き起こすため、腰痛の原因となっているケースもあります。

<血流の悪化>

血管の収縮により、血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると養分や酸素の配給が不十分になり、筋肉がこわばってしまうため、周辺組織がダメージを負ってしまうことも。これが腰部で発生すると、腰痛となって現れます。

【引き起こされる症状】
・慢性的な腰痛

<椎間板へのダメージ>

血管がない椎間板では、椎間板の上下にある椎骨の毛細血管から染み出た栄養分を吸収して、組織を健全に保っています。

ニコチンの血管収縮は、大きな血管だけでなく、毛細血管でも起こります。血管が収縮することで栄養分が十分に行き渡らなくなってしまうため、椎間板のダメージの原因となります。

また正常な椎間板の8割がコラーゲンで構成されていますが、ニコチンはそのコラーゲンの作製に必要なビタミンCを流失させてしまいます。コラーゲン不足になると、椎間板内の脱水が起こり、椎間板変性が発生してしまいます。

損傷を長年放置すると、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などにつながります。

【引き起こされる症状】
・椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症

<骨密度の低下>

ニコチンは胃腸の働きを抑制してしまうので、カルシウムの吸収が妨げられます。また、骨を作る細胞「骨芽細胞」の働きを悪くしてしまいます。これらの理由から骨密度が低下し、腰部分が圧迫骨折を起こす可能性が高まります。

【引き起こされる症状】
・腰椎変性すべり症

┃2.椎間板ヘルニアになってしまったら

ヘルニアは、自然に吸収されて神経の圧迫が取れることもあるので、重度でなければ一般的に、保存療法で様子を見ます。まずは鎮痛剤の内服やコルセットなどの装具療法を行い、痛みが落ち着いてきたらリハビリテーションを行います。痛みが激しい場合には、神経の近くに麻酔薬を注入する「神経ブロック注射」を行うこともあります。

保存療法を続けても痛みが改善しない場合や神経症状が出ている場合、ヘルニアを摘出する手術を検討します。保険適用される手術では、1週間程度の入院が必要になる場合もあります。

┃3.当院で行う椎間板ヘルニアの日帰り手術と再生医療

ぎっくり腰には、細胞の動きを活性化する「赤外線レーザー治療」も効果的です。赤外線レーザーによって身体の代謝を活性化させることで、血流などが改善し、患部の痛みを和らげる効果があります。

レーザーによる痛みはなく、「じんわりと患部が暖かくなる」という感じなので、注射が苦手で「ブロック注射は嫌だ」という患者さんでも受けやすい治療方法です。

当院では、自由診療で日帰りの手術やレーザー治療、再生医療を行っています。入院を避けたい方や体の負担を抑えたい方に適しており、全身麻酔ができない方でも手術を受けられる可能性があります。

※いずれも自由診療です。

┃4.ぎっくり腰が治らない場合は腰椎損傷が原因?

痛みの強弱には個人差がありますが、基本的には安静にしていれば次第に改善していきます。しかし、痛みが長引く場合は、骨や関節に異常があるかもしれません。腰椎MRIなどの画像検査で異常が見つかったときも、当院ではそのまま治療のご案内をすることが可能です。

当院では脊椎疾患が原因で起きている腰痛に対して、日帰り腰痛手術を行っております。腰椎MRIなどの画像検査を行い、痛みの原因を考えた上で、患者さんの生活スタイルやご要望に併せて選択肢をご提案します。

<PEL>

PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)

PELは全ての手術操作を内視鏡下で行う手術です。体を大きく傷つけずに脊椎内部の奥深いところを観察し、神経の圧迫を取り除きます。局所麻酔で行えるため、高齢の方や持病のある方など全身麻酔下の手術が受けられない方にとってもメリットの大きい手術です。

対象疾患:脊柱管狭窄症、すべり症など

>>PELの詳細はこちら

<PLDD>

PLDD

PLDDは、レーザーを椎間板の髄核に照射して椎間板を縮小し、神経の圧迫を軽減する治療です。施術に要する時間は1か所あたり15~30分程度で、院内の滞在時間も数時間程度で済むため、日帰りでの手術が可能です。

対象疾患:椎間板ヘルニア

>>PLDDの詳細はこちら

<PDR>

PDR法(経皮的椎間板修復治療)

PDRは経皮的椎間板再生治療ともいいます。患者さんの血液を採取し、濃縮血小板由来の成長因子(PRP)を抽出。PRPと幹細胞上清液を患部に注入し、透視装置を使って損傷した椎間板に成長因子と幹細胞上清液を投与します。PLDDと併用することも可能で、日帰りで手術を受けることができます。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

>>PDRの詳細はこちら

<PED>

PED

PEDは、経皮的内視鏡下椎間板摘出術とも呼ばれる手術です。細い内視鏡を使って行うため、低侵襲なのが特徴。日帰りで受けることができ、術後の生活への影響も少ないとされています。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

>>PEDの詳細はこちら

<ディスクフロー治療>

ディスクフロー治療

傷を塞ぐ接着剤のような役割を持つ「フィブリン」という物質を患者さんの血液から生成し、椎間板の亀裂を封鎖する治療です。ご自身の血液からつくる自己フィブリンなので、アレルギーや拒絶反応、感染などのリスクを抑えられます。

対象疾患:椎間板ヘルニアなど

>>ディスクフロー治療の詳細はこちら

<SAST>

SAST(脊椎幹細胞移植)

患者さん自身の脂肪から幹細胞を取り出して培養し、椎間板、頚椎、腰椎などに移植する治療法です。幹細胞には傷ついた組織を再生する働きがあり、損傷した椎間板や脊椎の修復を促して腰痛の改善を図ります。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間板変性症、すべり症など

>>SAST法の詳細はこちら

┃5.まとめ

タバコは気管支だけではなく、身体全体の疾患に関係します。当院では、椎間板ヘルニアをはじめとした脊椎疾患に対して、日帰り手術や再生医療を行っております。生活スタイルや仕事の事情にも配慮した治療法をご提案しますので、ぜひご相談ください。

腰痛日帰り手術

┃YouTubeでも医療知識を紹介しています

今回の内容はYouTubeでも田中院長がお話ししています。そのほかにも様々ありますので、ぜひご覧ください。



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