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2026.02.09

「お腹いっぱい」が腰痛の原因に⁉ 食べ過ぎと慢性腰痛の関係性について

日常生活のあらゆることが、腰痛に関連しています。過食もその一つ。食べ過ぎなどで内臓が疲労すると、腰痛を引き起こしてしまうことがあります。ここでは、食べ過ぎと腰痛の関係性から予防対策まで詳しくご紹介します。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

┃1.「食べ過ぎ」と「腰痛」の関係性

慢性的な腰痛の場合、考えられる原因の1つに「過食」が挙げられます。

食べたものは胃腸で消化、吸収されます。適量だったら問題ありませんが、食べ過ぎてしまうと、胃腸に負担がかかってしまうのです。胃腸に負荷がかかると、人間の身体は内臓を守ろうと無意識の内に、お腹周りの組織を硬くする性質があり、それが腰痛を引き起こすのです。

また、食べ物の消化活動に負担がかかると、血液が優先的に内臓に送られてしまうため、筋肉の血液循環が悪くなってしまいます。そのため、食べ過ぎはもちろんのこと、飲み過ぎ、脂っこい食事なども慢性的な腰痛を引き起こしている原因になっているかもしれません。

内臓の機能低下やストレスなどによる疲労は、自律神経を経由して能や脊髄に伝わり、腰痛だけでなく、背中や肩などにも痛みやハリを引き起こすことがあります。これを「内臓体性反射」といい、内臓から不調を訴えるSOSサインとしても知られています。

┃2.「頭の食欲」と「身体の食欲」

過食は、「1食分を多く食べ過ぎた」ということだけではありません。「なんとなく口寂しいから」「今しか食べる時間がないから」という理由で、だらだらと食べてしまうのも過食の一種です。

だらだらと食べていると、胃腸をはじめ、血糖値をコントロールする膵臓や副腎、老廃物や毒素をろ過する肝臓、腎臓などの内臓が、食べている限り、働きっぱなしの状態になります。すると、内臓は休めない分、疲労が溜まってしまい、働きが落ちてお腹周りの筋肉にも影響を及ぼしてしまいます。

食欲は身体の状態と連動している場合と、頭と連動している場合があります。ここではそれぞれの連動性について解説します。

<身体の食欲>

栄養不足や内臓機能が密接に関わっている食欲です。主に以下のような理由から食欲が湧いてきます。

  • 胃の収縮:空腹時は、胃が内容物を掃除するために収縮活動を行います。このとき、脳に空腹信号が送られることで、食欲を引き起こします。
  • エネルギー不足:運動後や、疲れが溜まっているなど栄養が欠乏していたり、エネルギーが不足している場合に起こります。

<頭の食欲>

通常、空腹や満腹は、脳の視床下部にある摂食中枢が血糖値やホルモンの増減を検知して感じています。しかし、ストレスや睡眠不足などが原因で脳のコンディションが悪いと、食欲を異常に高めたり、減退させたりすることがあります。

  • ストレス:ストレスは自律神経を乱す原因となります。胃の動きを低下させて食欲不振を招くだけでなく、ストレス性の不安から過食を招くこともあります
  • 睡眠不足:睡眠不足になると食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減少し、食欲を高めるホルモン「グレリン」が増加。過食のリスクとなります
  • 脳の快楽:「美味しい」という快楽が食欲を刺激します。正常であれば、状況によってセーブしますが、食べ過ぎを制御する「満腹中枢」が働かなかったり、認知症などで満腹感を感じにくい場合は、食欲が暴走してしまうリスクがあります

┃3.腰痛を引き起こさない食事の取り方

腰痛を引き起こさないためにも、食事のときに気を付けるべきポイントをまとめました。

<お腹がすいてから食べる>

1日3食と食事を取るのではなく、空腹を感じてからでもいいかもしれません。前の食事がお腹に残っているように感じたらパスするのも有効です。

<間食をしない>

食事をしてすぐなのに、「お腹が空いた気がする」と思ったことはありませんか。それは実際に空腹になっているのではなく、急激な血糖値の変化によって、食欲を錯覚している可能性があります。もしも「なんとなく食べたい」と思ってしまったら、何か他の作業や趣味などに取り組むことで、脳は別の刺激を受けるので、食欲は落ち着きます。

<よく噛んで食べる>

しっかり噛んで食べることで、消化の負担を減らします。

食事以外にも過食による腰痛を防ぐ方法はあります。無理ない程度に日常に取り入れてみましょう。

  • 食後30分から1時間後に15分程度歩く(適度な運動)
  • 食後すぐに横にならない

┃4.慢性腰痛が治らなかったら

慢性腰痛の原因は様々。いろいろな可能性を考えて、1つずつ潰していくしかありません。生活習慣の改善でも治らない場合、骨の影響や神経損傷などの要因が考えられます。当院では日帰りでできる腰痛手術や治療を多数用意しております。

<PEL>

PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)

PELは全ての手術操作を内視鏡下で行う手術です。体を大きく傷つけずに脊椎内部の奥深いところを観察し、神経の圧迫を取り除きます。局所麻酔で行えるため、高齢の方や持病のある方など全身麻酔下の手術が受けられない方にとってもメリットの大きい手術です。

対象疾患:脊柱管狭窄症、すべり症など

>>PELの詳細はこちら

<PLDD>

PLDD

PLDDは、レーザーを椎間板の髄核に照射して椎間板を縮小し、神経の圧迫を軽減する治療です。施術に要する時間は1か所あたり15~30分程度で、院内の滞在時間も数時間程度で済むため、日帰りでの手術が可能です。

対象疾患:椎間板ヘルニア

>>PLDDの詳細はこちら

<PDR>

PDR法(経皮的椎間板修復治療)

PDRは経皮的椎間板再生治療ともいいます。患者さんの血液を採取し、濃縮血小板由来の成長因子(PRP)を抽出。PRPと幹細胞上清液を患部に注入し、透視装置を使って損傷した椎間板に成長因子と幹細胞上清液を投与します。PLDDと併用することも可能で、日帰りで手術を受けることができます。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

>>PDRの詳細はこちら

<PED>

PED

PEDは、経皮的内視鏡下椎間板摘出術とも呼ばれる手術です。細い内視鏡を使って行うため、低侵襲なのが特徴。日帰りで受けることができ、術後の生活への影響も少ないとされています。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

>>PEDの詳細はこちら

<ディスクフロー治療>

ディスクフロー治療

傷を塞ぐ接着剤のような役割を持つ「フィブリン」という物質を患者さんの血液から生成し、椎間板の亀裂を封鎖する治療です。ご自身の血液からつくる自己フィブリンなので、アレルギーや拒絶反応、感染などのリスクを抑えられます。

対象疾患:椎間板ヘルニアなど

>>ディスクフロー治療の詳細はこちら

<SAST>

SAST(脊椎幹細胞移植)

患者さん自身の脂肪から幹細胞を取り出して培養し、椎間板、頚椎、腰椎などに移植する治療法です。幹細胞には傷ついた組織を再生する働きがあり、損傷した椎間板や脊椎の修復を促して腰痛の改善を図ります。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間板変性症、すべり症など

>>SAST法の詳細はこちら

┃5.まとめ

日常生活と健康は常に隣り合わせ。まずは日頃の習慣を見直してみましょう。ただし、腰痛が酷い場合は、他の原因があるかもしれません。違和感があったときには、無理をせず、専門の医師に相談することをおすすめします。

日帰り腰痛手術

┃YouTubeでも医療知識を紹介しています

今回の内容はYouTubeでも田中院長がお話ししています。そのほかにも様々ありますので、ぜひご覧ください。



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