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2026.02.01

背骨で起きる炎症が腰痛の原因かも「椎間関節症」を日帰り手術と再生医療で治療する

背骨のつなぎ目で炎症が起きてしまう椎間関節症は、腰痛のみならず、首や背中などにも痛みが現れる疾患です。放置しておくと、神経にもダメージが残ってしまい、慢性的に痛みを伴う後遺症となるかもしれません。

ここでは、椎間関節症について解説するほか、当院が提供する日帰り手術についてご紹介します。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

┃1.椎間関節症とは

椎間関節症(ついかんかんせつしょう)とは、その名の通り「椎間関節」に炎症が起きてしまう病気です。腰痛の他に、首の痛みや背中の痛みなどの症状が現れます。

立ち上がったり、朝起きたときの起き上がったりするために動き始めた瞬間に痛みを感じることが多いです。このほか身体を反らす、捻る動作でもズキっとすることがあります。痛みは前屈みになると楽になりますが、長時間座ると痛みが増してしまうというのも椎間関節症の特徴の1つです。

また痛みによって、筋肉がこわばったり、可動域が低下したりすることで、お尻や太もも、肩甲骨周辺といった患部以外にも痛みが広がることがあります。

これらを放置して、症状が悪化すると、神経圧迫による痺れが発生する可能性もあります。
神経圧迫が長期間続くと、神経にダメージが残ってしまい、治療後も後遺症として痛みや痺れが残ってしまうことがあります

<椎間関節とは?>

椎間関節とは、背骨を構成する「椎骨」という骨同士の間にある関節を指します。上下の椎骨の関節突起が組み合わさることで関節を形成しており、腰の動きを支え、体をスムーズに動かす役割を担っています。関節部分は「関節軟骨」と「関節包」で覆われており、関節包内側にある、透明で粘り気のある液体「滑液」によって、骨同士の摩擦を減らし、動作を滑らかにするお手伝いをしています。

>>椎間関節症かセルフチェックで確かめる

┃2.椎間関節症の原因は?

椎間関節症になる主な原因についてまとめました。

<加齢>

年齢を重ねるにつれて椎間関節の軟骨がすり減ってしまい、変性してしまうことがあります。また椎間関節と同じく背骨を構成する要素の1つ「椎間板」が変性したり、損傷したりして椎間関節に過度な負荷がかかってしまい、変性が起きることもあります。

<外傷>

転倒や事故などによる外傷によって、椎間関節が変性してしまうことがあります。変性すると骨が摩耗してしまい炎症を引き起こします。

<過度な負荷>

激しい運動を長期的に行っていたり、繰り返し重いものを持ち上げたりすることで、椎間関節に過度な負荷がかかってしまい、変形が進んでしまうことがあります。

<遺伝>

遺伝的な要因も関係していると考えられています。特に椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの腰痛疾患を持つ人が家族にいる場合、発症リスクが高まる傾向があるとされています。

┃3..椎間関節症の治療法

椎間関節症は痛みを薬などで抑えて、安静にする方法が一般的です。薬でも痛みが解消できない場合は、ブロック注射を行うこともあります。痛みが落ち着いたら、ストレッチや筋力トレーニングで体幹を強化し、患部の安定性を高めることで症状を緩和させます。

もしも保存療法で改善しない場合は、外科手術を行わなければいけません。今回は当院で対応している日帰り腰痛手術をご紹介します。

<PLDD>

PLDDはレーザーを椎間板内の髄核に照射することで、椎間板を縮小し、神経の圧迫を軽減することで痛みを改善する治療です。椎間板ヘルニアが原因で神経圧迫が起きている場合に適応されます。施術に要する時間は一箇所あたり15~30分程度で、院内の滞在時間も数時間程度で済むため、日帰りでの手術が可能です。

>>PLDDの詳細はこちら

<PDR>

PDRは経皮的椎間板再生治療ともいい、患者自身の血液を採取した後、そこから濃縮血小板由来の成長因子を抽出。濃縮血小板由来の成長因子(PRP)と幹細胞上清液を患部の椎間板に注入し、透視装置を使って損傷した椎間板に成長因子と幹細胞上清液を投与します。PLDDと併用することも可能で、日帰りで手術を受けることができます。

>>PDRの詳細はこちら

<PED>

PEDは、経皮的内視鏡下椎間板摘出術とも呼ばれる除圧術で、細い内視鏡を使って行う手術で低侵襲なのが特徴です。手術は日帰りで受けることができるほか、術後の生活への影響も少ないとされています。

>>PEDの詳細はこちら

<PEL>

PELは全ての手術操作を内視鏡下に行う手法であり、体を大きく傷つけずに脊椎内部の奥深いところを観察し、より安全に手術操作が可能となるのが大きな特徴です。

>>PELの詳細はこちら

<SAST>

SASTとは「spine adipose-derived stem cell transplant」の略称で、「脊椎幹細胞移植術」とも言われます。椎間板や頸椎、腰椎に対して脂肪由来幹細胞を移植することで、損傷した組織の再生、修復を促して腰痛の改善を図ります。自己脂肪由来幹細胞が免疫抑制因子や抗炎症因子を分泌する機能を持つことを利用し、損傷した椎間板や脊椎の再生や修復を促し腰痛の改善を図る治療法です。治療に使う脂肪由来幹細胞は患者自身から摂取した脂肪を元に培養します。そのため体に戻したときにも副作用のリスクが低いのも特徴です。

>>SASTの詳細はこちら

<PRP療法(多血小板血漿療法)>

PRP療法は、患者さんの血液から血小板を抽出・濃縮し、患部に注射する治療法です。血小板にはさまざまな成長因子が含まれており、組織の修復を促す効果が期待できます。単独で行うほか、PELと組み合わせることで傷ついた神経の修復を助け、より早期の症状改善を見込めます。

>>SASTの詳細はこちら

┃4.治療スケジュールと基本的な流れ

椎間関節症は、誰でもなってしまう可能性のある病気です。神経後遺症のリスクを回避するためにも、早めに対処することが重要です。

当院では日帰り手術と再生医療を組み合わせた治療を行っており、より根本原因にアプローチできるような治療計画を行っております。もしも「保存療法などでよくならない」などお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

再生医療

┃YouTubeでも医療知識を紹介しています

今回の内容はYouTubeでも田中院長がお話ししています。そのほかにも様々ありますので、ぜひご覧ください。



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