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2025.12.27

ぎっくり腰になったらどう過ごせばいい?やってはいけないことや受診の目安を解説

ぎっくり腰でやってはいけないこと

突然、腰に強い痛みが走るぎっくり腰は、重い物を持ったときだけでなく、前かがみになった瞬間や立ち上がる動作など、日常の些細な動きがきっかけで起こることがあります。「動かない方がいいのか」「このまま過ごして悪化しないか」と不安になる方も多いでしょう。

そこで今回は、ぎっくり腰をできるだけ早く回復させるためにやってはいけないことを解説します。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

┃1.ぎっくり腰になった直後にやってはいけないこと

ぎっくり腰を起こした直後は、腰の筋肉や靱帯、関節の周辺に炎症が生じている可能性があります。悪化や慢性化を避けるため、ぎっくり腰になってから2〜3日程度は以下のような行動を控えるようにしましょう。

<痛みを我慢して無理に動く>

痛みがあるときに無理をして動くと、ぎっくり腰の悪化につながります。痛みが引くまで、仕事や家事はできるだけ休みましょう。特に前かがみや中腰の動作は、症状を強めやすいため注意が必要です。

<自己判断でストレッチやマッサージを行う>

自己流のストレッチやマッサージは、かえって痛みを悪化させる場合があります。特に、痛みが強くなるような動きは避けましょう。痛みが引いてきたら、医師や理学療法士の指導を受けた上で体を動かすのが重要です。

<長時間の入浴や飲酒>

腰に熱っぽさや腫れがある場合、入浴は控えたほうがよいでしょう。同様に、飲酒も炎症を悪化させる要因となる場合があります。

┃2.痛みが和らいできた時期に気をつけたいポイント

痛みが強いうちは無理に動かないほうがよいですが、長時間寝たきりで過ごすと腰回りの筋肉が硬くなり、痛みが長引いたり再発しやすくなったりします。急性期をすぎたら、無理のない範囲で体を動かすことが重要です。

ただし、腰への負担がかかりやすい動作には注意が必要です。以下のポイントに注意して過ごしましょう。

<腰への負担が少ない運動を選ぶ>

無理のない範囲で、腰に負担をかけにくい運動を行いましょう。ウォーキング・水中ウォーキング、痛みが出ない範囲でのストレッチなどがおすすめです。ただし、ランニングやゴルフなどの腰への負担が大きい運動は、再開する前に医師へ相談しましょう。

<前かがみや中腰姿勢が続く動作を避ける>

洗顔や掃除、物を拾う動作などは腰への負担が大きくなります。掃除のときはこまめに立ち上がって腰を伸ばす、できるだけ腰を深く曲げずにしゃがんで拾うなど、腰への負担を減らす動作を心がけましょう。

<重い物を持ち上げる・ひねる動きを避ける>

中腰で重い物を持ち上げる動きや体をひねる動きは、腰への負担が大きくなります。ぎっくり腰の痛みが和らいできても、少しのきっかけで再発するおそれがあるため、重い物は複数人で持つ、ゆっくり振り返るといった動作を意識するとよいでしょう。

<長時間同じ姿勢を取る場合は休憩を挟む>

デスクワークや車の運転など、同じ姿勢が続くと腰周囲の筋肉が緊張し、痛みが出やすくなります。こまめに立ち上がる、運転している場合は休憩を挟んで車から降りるなど、長時間同じ姿勢を取り続けないよう対策しましょう。

腰に負担がかかりやすい姿勢を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

>>「腰にいい姿勢ってなんですか?」腰の負担を数値化して徹底解説

┃3.ぎっくり腰で医療機関を受診する目安

多くの場合、ぎっくり腰は適切に対処すれば徐々に改善していきます。しかし、次のような症状がある場合は医療機関を受診して検査を受けましょう。

  • 痛みがなかなか改善しない
  • 安静にしていても痛みが出る状態が続く
  • 足のしびれや力が入りにくい感じがある
  • 急激な腰痛を何度も繰り返している

これらの症状がある場合、単なるぎっくり腰ではなく椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎分離症などの脊椎疾患が起こっている可能性も考えられます。放置すると悪化する可能性もあるため、早めにご相談ください。

病院に行ったほうがよいかどうか迷っている方は、以下の記事もご覧ください。

>>どんな腰痛は病院に行ったほうがいい?受診の目安や保険診療・自由診療の違いを解説

┃4.当院で行う日帰り腰痛手術

当院では、脊椎疾患が原因で起きている腰痛に対する日帰り腰痛手術を行っております。MRIなどの画像検査を行い、痛みの原因を評価した上で患者さんの生活スタイルやご希望に応じた選択肢をご提案いたします。

<PEL>

PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)

PELは全ての手術操作を内視鏡下で行う手術です。体を大きく傷つけずに脊椎内部の奥深いところを観察し、神経の圧迫を取り除きます。局所麻酔で行えるため、高齢の方や持病のある方など全身麻酔下の手術が受けられない方にとってもメリットの大きい手術です。

対象疾患:脊柱管狭窄症、すべり症など

>>PELの詳細はこちら

<PLDD>

PLDD

PLDDは、レーザーを椎間板の髄核に照射して椎間板を縮小し、神経の圧迫を軽減する治療です。施術に要する時間は1か所あたり15~30分程度で、院内の滞在時間も数時間程度で済むため、日帰りでの手術が可能です。

対象疾患:椎間板ヘルニア

>>PLDDの詳細はこちら

<PDR>

PDR法(経皮的椎間板修復治療)

PDRは経皮的椎間板再生治療ともいいます。患者さんの血液を採取し、濃縮血小板由来の成長因子(PRP)を抽出。PRPと幹細胞上清液を患部に注入し、透視装置を使って損傷した椎間板に成長因子と幹細胞上清液を投与します。PLDDと併用することも可能で、日帰りで手術を受けることができます。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

>>PDRの詳細はこちら

<PED>

PED

PEDは、経皮的内視鏡下椎間板摘出術とも呼ばれる手術です。細い内視鏡を使って行うため、低侵襲なのが特徴。日帰りで受けることができ、術後の生活への影響も少ないとされています。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など

>>PEDの詳細はこちら

<ディスクフロー治療>

ディスクフロー治療

傷を塞ぐ接着剤のような役割を持つ「フィブリン」という物質を患者さんの血液から生成し、椎間板の亀裂を封鎖する治療です。ご自身の血液からつくる自己フィブリンなので、アレルギーや拒絶反応、感染などのリスクを抑えられます。

対象疾患:椎間板ヘルニアなど

>>ディスクフロー治療の詳細はこちら

<SAST>

SAST(脊椎幹細胞移植)

患者さん自身の脂肪から幹細胞を取り出して培養し、椎間板、頚椎、腰椎などに移植する治療法です。幹細胞には傷ついた組織を再生する働きがあり、損傷した椎間板や脊椎の修復を促して腰痛の改善を図ります。

対象疾患:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間板変性症、すべり症など

>>SAST法の詳細はこちら

┃5.まとめ

ぎっくり腰は、発症直後の過ごし方によって回復のスピードが変わる場合があります。脊椎疾患が原因で腰痛が起きているケースもあるため、症状が続く場合は早めに受診ください。

当院では、脊椎疾患が原因の腰痛に対する日帰り手術を行っています。入院を避けたい方や、全身麻酔を使った手術が難しい方など、ニーズに合わせた治療をご提案しますので、ぜひご相談ください。

┃YouTubeでも医療知識を紹介しています

今回の内容はYouTubeでも田中院長がお話ししています。そのほかにも様々ありますので、ぜひご覧ください。



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