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2025.01.10

坐骨神経痛の症状とは?原因と日常生活で気を付けるポイントも解説

「坐骨神経痛」とは、太ももやお尻から足先にかけてなど、下半身に痛みや痺れが出る症状です。原因はさまざまで、運動などによる酷使が痛みのきっかけになる場合もあれば、逆に運動不足が原因で症状が現れることもあります。ここでは坐骨神経痛の主な症状を紹介するとともに、原因や日常生活で気を付けるポイントも合わせて解説していきます。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

┃1.坐骨神経痛と症状について

坐骨神経痛は、坐骨神経が原因で現れる痛みやしびれです。症状はお尻から下肢にかけて現れ、どの部位の神経が刺激を受けているかによって、痛みの程度や具体的な症状は異なります。

坐骨神経が傷つく代表的な原因は、腰の疾患です。中でも特に多いのは「腰部脊柱管狭窄症」「腰椎椎間板ヘルニア」「梨状筋症候群」の3つとされています。ほかにもアルコールなどの中毒性疾患や糖尿病、骨盤内や背骨のがんなども座骨神経痛を引き起こす病気として知られています。

>>坐骨神経痛の原因と予防方法を徹底解説!セルフチェック項目も

【主な症状と原因一覧】

症状 原因
部位 お尻/太もも/ふくらはぎ/足にかけて 腰椎椎間板ヘルニア/腰部脊柱管狭窄症/梨状筋症候群/骨棘
仙腸関節障害/がん/アルコールなどの中毒性疾患/糖尿病 など
痛み 鋭い痛みや痺れ/麻痺/強く張る
冷感や灼熱感/締め付け感 など
坐骨神経への圧迫や刺激
重症化 排尿障害/排便障害/運動障害 など 日常生活での腰への負荷/症状を放置する など

ここでは坐骨神経痛の根本原因として特に多い「腰部脊柱管狭窄症」「腰椎椎間板ヘルニア」「梨状筋症候群」の3つの病気について解説していきます。

<腰部脊柱管狭窄症について>

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨を指す「脊柱」の中にある脊髄神経の通り道「脊柱管」が何らかの要因で狭まってしまう病気です。脊柱管が狭まると、その中を通る神経が圧迫され、痛みや運動障害などを引き起こします。

【主な症状】

  • 腰痛
  • 腰から下の痛みや痺れ
  • 歩くと足やお尻に痛みやしびれを感じ、休むと楽になる。しかし再び歩くとまた同じ症状が出る(間欠跛行/かんけつはこう)
  • 排尿障害・排便障害

>>腰部脊柱管狭窄症について知る

<腰椎椎間板ヘルニアについて>

背骨の骨と骨の間にある「椎間板」の中身である髄核が飛び出し、神経が圧迫される病気です。姿勢の悪さやスポーツによって腰に慢性的な負荷がかかっている場合のほか、重い荷物を持ち上げたときや、くしゃみをしたときに発生する場合もあります。

【主な症状】

  • 腰痛
  • 腰から下の痛みや痺れ

>>腰椎椎間板ヘルニアについて知る

<梨状筋症候群>

梨状筋症候群とは、坐骨神経の近くにある「梨状筋」が固くなって神経を圧迫し、痛みが出る状態です。

梨状筋とは、お尻を構成する筋肉の一つです。骨盤の出口付近にある筋肉で仙骨から足の付け根まで伸びており、股関節の動きに深く関与しています。また、梨状筋は周りを大殿筋におおわれています。

【主な症状】

  • 下半身の慢性疼痛
  • 腰痛

>>スポーツ外傷について知る

┃2.症状が現れたらどうすればいいの?

坐骨神経痛の程度は、人によってさまざまです。日常生活のちょっとしたことを気を付けるだけ改善する場合もあれば、なかなかよくならない場合もあります。もしも痛みが出始めて数か月治らない場合や、日常生活に支障をきたすほど痛いという場合は、すぐに病院で診てもらうことをおすすめします。

<日常生活での対策>

  • 長時間、同じ姿勢を続けないようにする
  • 体重が均等にかかるように座ったり立ったりする
  • 中腰を長時間続けない
  • 背筋を伸ばして正しい姿勢を保つ
  • 重いものをできるだけ持たないようにする
  • 適度な筋力トレーニングを行う
  • 適切な体重管理をする
  • 軽い運動習慣やストレッチ習慣を身につける

┃3.坐骨神経痛が強い場合の治療選択肢

坐骨神経痛が強い場合やなかなか治らない場合、まずは検査を受けて原因を探りましょう。脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患が原因である場合は、手術で痛みが改善する可能性があります。腰痛改善の手術にはいくつか方法があり、坐骨神経痛を引き起こしている根本原因やご希望に応じて、適切な治療法を選択します。

<PLDD>

PLDDは、レーザーを椎間板内の髄核に照射することで椎間板を縮小し、神経の圧迫を軽減することで痛みを改善する治療です。施術に要する時間は一箇所あたり15~30分程度で、院内の滞在時間も数時間程度で済むため、日帰りでの手術が可能です。

>>PLDDの詳細はこちら

<PDR>

PDRは経皮的椎間板再生治療ともいい、損傷した椎間板の再生を促す治療方法です。PLDDとの併用も可能で、日帰りで手術を受けられます。

>>PDRの詳細はこちら

<PED>

PEDは、経皮的内視鏡下椎間板摘出術とも呼ばれる手術です。細い内視鏡を使って行うため、傷跡が小さく低侵襲なのが特徴です。手術は日帰りで受けられ、術後の生活への影響も抑えられます。

>>PEDの詳細はこちら

<SAST>

SASTとは「spine adipose-derived stem cell transplant」の略称で、「脊椎幹細胞移植術」とも言われます。椎間板や頸椎、腰椎に対して脂肪由来幹細胞を移植することで、損傷した組織の再生、修復を促して腰痛の改善を図ります。治療に使う幹細胞は、患者さん自身から摂取した脂肪を元に培養します。そのため、副作用のリスクが抑えられるのも特徴です。

>>SASTの詳細はこちら

┃4.まとめ

坐骨神経痛は、日常生活を見直すことで回復することもあります。しかし、痛みが改善しない場合には放置せず、医療機関を受診しましょう。

坐骨神経痛の背景に脊椎疾患がある場合、当院の日帰り腰痛手術で改善できる可能性があります。ご希望に応じた治療法をご提案しますので、まずはご相談ください。

脊柱管狭窄症

椎間板ヘルニア

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