
「表参道総合医療クリニック」院長田中です。
今回はYouTubeでも解説している「日帰り可能な腰痛治療」のひとつ、椎間板ヘルニアレーザー手術「PLDD治療」について解説していきます。記事の末尾に動画を載せておりますので、そちらもぜひご覧ください。
<コラム監修者>

田中聡(たなか さとし)
表参道総合医療クリニック院長
大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。
┃1.椎間板ヘルニアの原因となりやすい方

<椎間板ヘルニアの原因>
椎間板ヘルニアは、椎間板に圧がかかることで変性して飛び出し、神経を圧迫する疾患です。椎間板は、背骨の骨(椎骨)一つひとつの間にあり、背骨への衝撃を吸収するクッションのような役割をしています。
椎間板ヘルニアによって神経が圧迫されると、腰痛や足の痛み・痺れといった症状が起こります。
<椎間板ヘルニアになりやすい方>
椎間板ヘルニアは主に、20代~50代にかけての発症が多く、特に30代~40代が好発年齢です。椎間板の変性は20代から始まるといわれており、30代~40代は仕事や日常生活で腰に負担がかかる年代なので、発症しやすいと考えられています。
特に立ち仕事や力仕事をしている方は、椎間板に圧がかかりやすく、椎間板ヘルニアになる方が多い印象です。また、立位(立っている状態)よりも、座位(座っている状態)の方が椎間板への負担が高く、座る時間が長い職業の方も椎間板ヘルニアの発症リスクが高まります。
【椎間板ヘルニアの発症リスクが高い仕事の例】
- 看護師・介護士
- 土木工事など重いものを運ぶ仕事
- 農業・漁業
- 長距離ドライバー
- デスクワーク
- 接客業、調理師などの立ち仕事
┃2.レーザー治療「PLDD」とは
今回の本題である椎間板ヘルニアのレーザー治療「PLDD」についてですが、実際の症例を見ながら解説していきます。

<症例とMRI画像>
今回は60代男性が「腰痛」と「左下肢の痛み」の症状があり当院に来られました。
上記の画像はMRI画像ですが、こちらを見ると腰椎L3/4の椎間板が飛び出し(赤丸の黒い部分)、神経を圧迫している所見があるので、こちらの圧迫を取る必要があります。
<レーザー治療「PLDD」>
当院では、椎間板ヘルニアの圧迫を取る治療として、「内視鏡治療(PED)」、「レーザー治療(PLDD)」を行っております。
「内視鏡治療とレーザー治療の詳しい解説はコチラの動画をご覧ください」
今回のレーザー治療(PLDD)は「数ミリの極小さな切開」➡「1mmのレーザー針を挿入」➡「飛び出した椎間板をレーザーで焼き小さくする」という治療です。
この治療の特徴は、
- 日帰りで手術が可能
- 傷痕がほとんど分からないほど目立たない

「実際の手術痕」
手術時間は30~40分程度で、患者さんの疲労や負担を抑えられます。
患者さんのご要望と健康状態を考慮し、今回は圧迫が中程度(内視鏡手術を要さないレベル)だったので、傷痕がほとんど残らないレーザー治療(PLDD)をご提案しました。
手術の判断基準や治療選択肢について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
>>椎間板ヘルニア手術の判断基準は?治療の選択肢や再発予防のためのセルフケアを紹介
┃3.術後の経過
来院時は歩くのが大変な状態でしたが、術後は問題なく歩いて帰られました。その後の診察ではもともとあった痛みが1割程度に改善し、喜んでいらっしゃる様子でした。当院としても、痛みが軽減して明るい表情を見られたことを、大変嬉しく思います。
今回の方は重い症状になる前に手術を行ったため、後遺症はほとんどありませんでした。しかし、椎間板ヘルニアを放置しておくと症状が徐々に悪化し、下半身麻痺などの重い後遺症が残る場合もあります。
もし椎間板ヘルニアによる腰痛で悩まれている方は、お早めに当院までご相談ください。
PLDDについての詳しい詳細はこちらをご覧ください。
┃YouTubeでも医療知識を紹介しています
今回の内容はYouTubeでも田中院長がお話ししています。そのほかにも様々ありますので、ぜひご覧ください。



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