院長ブログ

2024.10.02

椎間板ヘルニアに対する内視鏡手術「PED」「MED」の違いとは?



表参道総合医療クリニック 院長田中です。今回は椎間板ヘルニアに対する内視鏡手術の違いについて説明します。

<コラム監修者>

田中聡院長

田中聡(たなか さとし)

表参道総合医療クリニック院長


大阪医科大学医学部卒業。救急車搬送が日本で一番多い「湘南鎌倉総合病院」や「NTT東日本関東病院」にて脳神経外科医として脊椎・脊髄疾患、脳疾患、がん患者の治療に従事。その後、稲波脊椎関節病院で脊椎内視鏡、森山記念病院で脳・下垂体の内視鏡の経験。様々な患者様を診療するようになりました。しかし、脳出血や脳梗塞の方は、手術をしても脳機能自体は回復しないため、麻痺は改善しません。また腰痛が改善しなかったり、手術後も痛みやしびれが残る後遺症に悩まされている患者様を見てきて、「現代の医療では解決できない問題を治療したい」と表参道総合医療クリニックを開院しました。開院後、多数の腰痛日帰り手術や、再生医療などを行い、多方面から高い評価をいただいています。

椎間板ヘルニアに対する手術法は、主に
①顕微鏡下除圧術(従来の手術法)
②内視鏡下ヘルニア摘出術(Micro Endoscopic Discectomy : MED)
③経皮的内視鏡下腰椎椎間板切除術(Percutaneous Endoscopic Discectomy : PED)

の3種類です。

手技は時代とともに進化しており、それぞれ利点・欠点があります。



内視鏡手術の中にも、「経皮的内視鏡下椎間板切除術:PED(FESS)」「内視鏡下ヘルニア摘出術:MED(内視鏡下ヘルニア摘出術)」の2種類があります。

どちらも内視鏡を用いて椎間板ヘルニアを摘出する手術ですが、筒の径や筋肉への負担、傷口の大きさ、入院期間などに違いがあります。

椎間板ヘルニア手術の費用相場や入院期間の目安は、以下の記事でも解説しています。

【種類別】椎間板ヘルニア手術の費用相場と入院期間|日帰りでできる手術も紹介

<顕微鏡下除圧術(従来の手術法)>

背中側からアプローチし、椎弓(背骨の後ろ側)の一部を切り取って椎間板を取り除く、一般的な手術です。皮膚や筋肉、骨を削り取り、全身麻酔で手術を行います。

多くの場合は術後2〜3日後ほどで歩行を開始し、入院期間は2〜3週間程度です。

<内視鏡下ヘルニア摘出術(Micro Endoscopic Discectomy : MED)>

MEDはPEDと同様に内視鏡を使う手術ですが、筒の径が大きいため、筋肉が引っ張られたり視野を確保するために骨を削ったりといった操作が加わります。その結果、PEDと比較すると傷口が大きく、ヘルニアの周囲の組織への負担が大きくなります。

全身麻酔で手術を行い、入院が必要です。



<経皮的内視鏡下腰椎椎間板切除術(Percutaneous Endoscopic Discectomy : PED)>

PEDは、7mm程度の細い筒状の手術器具を用いて内視鏡を見ながら椎間板内に直接アプローチし、ヘルニアを摘出する先進的な内視鏡手術です。傷口は7mmですみ、全身麻酔ではなく局所麻酔で手術できるため日帰りが可能です。

早期の社会復帰を望まれる方や、全身麻酔ができない方に適した治療法といえます。



当院での椎間板ヘルニア手術は、すべて経皮的内視鏡下椎間板切除術:PED(FESS)で行います。低侵襲な日帰り手術と再生医療を組み合わせ、先進的な治療法で患者さんのニーズにお応えします。

椎間板ヘルニアと診断された方や長年の腰痛をお持ちの方、手術を受けたいが入院を避けたい方は、当院に一度ご相談ください。

┃YouTubeでも医療知識を紹介しています

今回の内容はYouTubeでも田中院長がお話ししています。そのほかにも様々ありますので、ぜひご覧ください。



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