PODD法
(経皮的オゾン椎間板減圧術)

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PODD法とは

経皮的オゾン椎間板減圧術

経皮的オゾン椎間板減圧術PODD法とは、椎間板ヘルニアや椎間板変性症などの治療において、保存療法で十分な効果が得られないものの、外科的な手術までは必要としない比較的軽度の症例が対象となる治療(自費診療)です。
背中側より針を刺し、その針の先からオゾンと酸素を混合したガスを注入することで、椎間板ヘルニアの容量を減少させます。これにより、神経の圧迫が軽減され、痛み・しびれといった症状の改善が期待できます。
PLDD法と同様に低侵襲の治療ですが、PLDD法の適応とならなかった方でも、PODD法が受けられるケースがあります。
ただし、すべてのヘルニアに対して同じ効果が得られるわけではないため、適応の判断は慎重に行います。

このような疾患やお悩みの方に適しています

PODD法は、主に以下のようなお悩み・疾患がある方に適した低侵襲治療です。

疾患

  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症
  • 脊柱狭窄症
  • 変性すべり症
  • 分離すべり症
  • 坐骨神経痛
  • 変形性腰椎症
  • 腰椎負担提唱
  • 腰椎変性側弯症
  • 椎間関節症
  • 筋・筋膜性腰痛症
  • 仙腸関節症
  • 腰椎圧迫骨折
  • 間欠跛行

お悩み

  • 椎間板ヘルニアなどの診断を受けた
  • MRI検査で椎間板が黒く映っている
  • 椎間板の水分が減っていると言われた
  • 背骨の変形がある
  • 腰痛、臀部・足の痛み
  • 腰、臀部、足の痺れ
  • 片足だけ痛み、しびれがある
  • 痛みで長時間の立位が困難
  • 痛みで長時間の座位が困難
  • 長く歩けない、休まないと歩行を再開できない
  • 手術は必要ないと言われたが、保存療法で効果が得られない
  • PLDD法の適応外だった

PODD法の特徴やメリット

【メリット】

施術時間が短く日帰りで受けられる

施術時間は1箇所あたり15分ほどです。院内の滞在時間も数時間で済むため、その日のうちにご帰宅し、ほぼ通常通りの日常生活に戻っていただくことが可能です。

低侵襲であり身体への負担が少ない(PLDD法より低侵襲)

局所麻酔をかけ、背中側から針を刺し、オゾンと酸素の混合ガスを注入する治療です。そのため、外科的な手術はもとより、PLDD法よりもさらに低侵襲な治療となります。

傷痕が目立たない

切開は不要であり、背中側にごくごく小さな穴があくのみです。出血もほとんどありません。

合併症のリスクが少ない

糖尿病や高血圧といった持病があるために手術が難しいという方でも、安心して受けられます。

治療後の定期的な通院、リハビリの必要がない

基本的に、治療後の定期的な通院・リハビリは不要となります。もちろん、気になることがございましたら、いつでもご相談ください。
※1週間後、1カ月後に治療効果を評価するために再度ご来院いただく必要はございます。

デメリット

  • 保険適用外となります。
  • すべての椎間板ヘルニアが対象になるわけではありません。
  • 複数回の施術が必要になることがあります。

PODD法の治療の仕組み

X線透視下にて背中側から1ミリに満たない細さの針を刺し、その針の先からオゾンと酸素の混合ガスを椎間板へと注入します。
飛び出ていた椎間板がオゾン酸化することで縮小し、痛みの根本的な原因である神経の圧迫を軽減します。

どのような椎間板ヘルニアに適している?

内圧が高い一方で、椎間板が靭帯から脱出していない程度の、軽度~中等度の椎間板ヘルニアに適した治療です。

  1. 局所麻酔の上、背中側から刺した針を介してオゾンと酸素の混合ガスを注入します。
  2. オゾン酸化によって、椎間板ヘルニアの容量が小さくなり、神経の圧迫が軽減します。

PODD法の
治療時間や副作用

治療時間は?

治療時間は1箇所あたりおおよそ15分です。院内の滞在時間も、数時間程度となります。

問題点とは?

椎間板の損傷を改善する治療ではないため、外科的な手術と同程度の再発のリスクがあります。

副作用とは?

現在のところ、PODD法による神経損傷は報告されていません。
ただし、局所麻酔薬に対するアレルギー反応が出る可能性は、非常に低いながら存在します。

PODD法の治療の流れ

検査・診察

検査・診察問診、画像検査などを行い、患者様がPODD法の適応となるかどうかを判断します。
適応となり、治療内容について十分にご理解・ご納得いただけましたら、治療へと進みます。

治療開始

治療開始予定日時にご来院いただき、局所麻酔をかけ、PODD法を行います。
施術に要する時間は、1箇所あたり15分ほどです。

ご説明

ご説明30分~1時間ほど院内でお休みいただいてから、医師による治療の説明を行います。
ご帰宅後、今後の注意点なども改めてお伝えしまうので、ご安心ください。

アフターケア

アフターケア1週間後、1カ月後には、治療の効果を評価するために再度ご来院いただきます。

PODD法の手術費用の目安

※すべて税込価格で表示しています。

治療箇所 費用
1カ所 385,000円(税込)
2カ所 495,000円(税込)
3カ所 605,000円(税込)

※医療広告ガイドラインに基づく表示

PODD法について

この治療で使用するオゾン発生機は、医薬品医療機器等法上の承認を得ておりません(未承認医療機器)。
ただし、「医師等の個人輸入」により、適切な輸入許可を得ています。国内では、未承認医療機器を医師の責任において使用することができます。

オゾン発生機について

2-1.当院で使用するオゾン発生機は、「Kastner-Praxisbedarf GmbH社」(ドイツ)で製造されたものを個人輸入したものです。
2-2.この治療で使用でき、同一の性能を持つ他の国内承認医療機器はございません。
2-3.この治療に使用するオゾン発生機、およびその専用危惧は、EUにおける医療機器として認証を受けたものです。(認証年月日:1993年6月14日)

PODD法のQ&A

PODD法による治療は、保険適用ですか?

いいえ、保険は適用されず、自費診療となります。
ただし、医療保険・生命保険にご加入されている方は、PODD法にかかった治療費が「手術給付金」に該当する場合がございます。詳しくは、ご加入されている保険会社様にお問合せください。

以前に手術を受けましたが、PODD法を受けることは可能ですか?

以前に手術を受けたことが、椎間板ヘルニア等に対するPODD法の治療の障害になることはございません。適応となれば、PODD法を受けていただけます。診断には検査が必要ですので、まずは一度当院にご相談ください。

治療後、どれくらいで効果を実感できますか?

治療後1週間~1カ月ほどで効果をご実感されるケースが多くなります。
ただし、個人差がありますので、それより早く効果が現れる、遅れて効果が現れるということもございます。

PLDD法の適応外となったのですが、PODD法法も適応外となるのでしょうか?

PODD法法は、PLDD法よりもさらに低侵襲な治療です。
PLDD法の適応外であっても、PODD法には適応となるというケースもありますので、まずは一度、当院にご相談ください。

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