リベルサス通販の完全ガイド。ダイエット効果から注意点まで解説
糖尿病治療薬として開発されたリベルサスは、血糖値を下げる働きによる体重を減らす効果が注目を集めています。ダイエット目的での使用が世界的に広がっており、多くの人が利用しています。
通販での購入も可能ですが、購入する先のサイトはよく調べてから利用することが大切です。安易に個人輸入を利用するのは危険だからです。
そこで今回は、リベルサスの効果や副作用、安全な購入方法などについて詳しく解説します。リベルサスは、オンラインクリニックで医師の診察を受けてから通販で購入すれば安心です。
医療品の個人輸入には様々なリスクが伴いますから、注意が必要です。正しい知識を身につけ、安全に利用することで無理なくダイエットに取り組むことができます。
Contents
リベルサスとはGLP-1受容体作動薬の一種です
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬に分類される経口治療薬です。GLP-1受容体作動薬は、インスリン分泌を調整するホルモン「GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)」に似た働きを持っており、主に糖尿病の治療に使用される薬です。
それがなぜダイエット薬として使われているのか、リベルサスの概要について説明します。
リベルサスは糖尿病の薬であってダイエット薬ではない
リベルサスは、2型糖尿病の患者の血糖コントロールを目的とした薬です。2020年6月に承認、2021年2月から販売されています。
特に、食事療法や運動療法、または他の糖尿病薬で十分な効果が得られない患者に使用されます。1型糖尿病の人は使用できません。
糖尿病の治療薬は、元々は有効成分「セマグルチド」を配合した注射薬として開発されましたが、内服を可能にしたのがこのリベルサスです。
GLP-1は食事をすると分泌され、膵臓のβ細胞を刺激してインスリン分泌を促進します。インスリンは、血液中の糖を細胞に取り込む働きを持ち、血糖値を下げてくれるホルモンです。
リベルサスはGLP-1と似た働きをすることによってインスリンの分泌を促し、血糖値を効果的にコントロールします。
あくまでも、糖尿病の治療薬であるということを忘れてはならないでしょう。
糖尿病じゃなくても問題ないのか?血糖値への影響を解説します
GLP-1受容体作動薬の特性として、血糖値が正常な場合は過剰なインスリン分泌を促さないことが知られています。
そのため、糖尿病でない人が使用しても比較的安全だと考えられていますが、他の血糖降下薬と併用する場合、リスクが高くなることがあるため注意が必要です。
リベルサスをダイエット目的で使用する際には、医療機関での適切な診断と指導が不可欠です。
3mg・7mg・14mgと含有量に違いがある
リベルサスには、1日1回服用する3種類の用量(3mg、7mg、14mg)が存在します。有効成分「セマグルチド」の含有量の違いです。
含有量ごとの特徴を一覧でまとめました。
含有量 | 特徴 |
---|---|
3mg | ・初期量として処方されることが多い ・体が薬に慣れる期間として使用されるため、効果は限定的 ・吐き気や胃腸障害などの副作用を軽減する目的で使用する |
7mg | ・血糖値や体重管理において、より効果が現れる段階で使う ・通常、この用量で維持することが多い |
14mg | ・最大用量であり、血糖値コントロールや体重減少の効果が最も強い。 ・副作用のリスクも増えるため、慎重な管理が必要。 |
リベルサスは、3mgから開始して徐々に増量するのが一般的です。薬に対して体が慣れるようにするためであり、副作用の発生を最小限にするためでもあります。
自己判断での増量や変更は避け、必ず医師の指示に従いましょう。
リベルサスの価格の相場
リベルサスの価格は、用量(3mg、7mg、14mg)や購入方法によって異なります。
- 3mg:10,000~15,000円
- 7mg:15,000~20,000円
- 14mg:25,000~40,00円
個人輸入の場合は、5,000円〜10,000円程度安い傾向にありますが、安ければ良いというわけではありません。もし後で副作用が強く出たり、思ったような効果が得られなかったりすれば、安物買いの銭失いになってしまいます。
料金を比較するなら、国内の医療機関で取り扱っている正規品の価格を比較しましょう。
リベルサスと他のダイエット薬との違い
リベルサスは、他のダイエット薬と比較して、体重減少の仕組みや対象となる症状が異なります。主なダイエット薬との違いを一覧でまとめました。
分類 | 期待できる効果 | 薬の名前 | 用法 | 副作用 |
---|---|---|---|---|
GLP-1受容体作動薬 | GLP-1(痩せホルモン)と同様の働きで痩せ体質に改善 | リベルサス | 内服 | 吐き気、嘔吐、胃のむかつき、下痢、便秘、消化不良などの胃腸障害 |
ビクトーザ | 皮下注製剤 | |||
バイエッタ | 皮下注製剤 | |||
リキスミア | 皮下注製剤 | |||
トルリシティ | 皮下注製剤 | |||
サクセンダ | 皮下注製剤 | |||
ウゴービ | 皮下注製剤 | |||
SGLT2阻害剤 | 尿が増えて余分な糖を排出。糖質制限と同じような効果 | カナグル | 内服 |
・尿路感染症や性器感染症 ・低血糖 ・ケトアシドーシス ・脱水、過度な口渇 ・脳梗塞 ・全身性皮疹 |
スーグラ | 内服 | |||
フォシーガ | 内服 | |||
ルセフィ | 内服 | |||
デベルザ | 内服 | |||
ジャディアンス | 内服 | |||
膵リパーゼ阻害薬 | 脂質の吸収を抑える | ゼニカル | 内服 |
・脂肪便 ・油漏れ ・頻繁な排便 |
オルリファスト | 内服 | |||
アライ | 内服 | |||
食欲抑制剤 | 食欲を抑える | サノレックス | 内服 | ・喉が渇く ・便秘 ・睡眠障害 ・頭痛がする ・脱力感 ・めまいやふらつき |
ビグアナイド系 | 食後の血糖値の急上昇を抑える | メトグルコ(メトホルミン) | 内服 | ・悪心 ・嘔吐 ・腹痛、下痢 ・食欲不振 |
アカルボース | 内服 | |||
コレステロールを抑制 | コレステロールの生成を抑えて生活習慣病を予防 | リピトール | 内服 | ・かゆみ、発疹、発赤 ・肝障害 ・嘔吐、吐き気、下痢、胃炎、軟便、 ・口内炎、 ・胸やけ、胃不快感、腹痛 ・便秘 |
漢方薬 | 脂肪やむくみ | 防風通聖散 | 内服 |
・胃もたれ、食欲不振 ・下痢、腹痛、軟便 ・湿疹、じんましん、かゆみ |
余分な水分を排出 | 防己黄耆湯 | 内服 | ||
自律神経を整え便通を改善 | 大柴胡湯 | 内服 |
リベルサスはダイエット薬ではないのに痩せられる理由
血糖値を抑えることがなぜダイエットにつながるのか、リベルサスの効能を詳しくみていきましょう。
リベルサスは血糖値の急激な上昇を抑えて食欲も抑える
私たちの体には、食欲や満腹感を調整する仕組みがあります。その中心となるのが、腸から分泌されるGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)というホルモンです。
通常、食事をすると腸からGLP-1が分泌され、脳に「お腹がいっぱいです」という信号を送ります。
リベルサスは、このGLP-1と同じような働きをする薬です。薬を飲むと、脳の視床下部という場所に作用して、以下の3つの効果を発揮します。
- 食欲を抑える:「お腹がすいた」という感覚を弱めるため、少し食事をしただけで「もう十分」と感じるような状態になり食べ過ぎを防ぐ。
- 胃の動きを遅くする: 胃の中の食べ物の消化スピードを遅くするので、長時間満腹感が続く。間食が減り、次の食事までの時間が自然と長くなる。
- 血糖値を安定させる: 血糖値の急激な上昇を防ぎ、急な空腹感や食欲も抑えられる。
つまり、リベルサスは「お腹いっぱい」という信号を脳に送り続けることで、自然な形で食事量を減らし、結果として体重減少につながるのです。
ダイエット薬の中でも特に効果が高いといわれる理由は、脳が感じる満腹感の仕組みを利用しているからです。
リベルサスは糖分を消費しやすくしてエネルギー効率を高める
リベルサスは、血糖値を正常範囲内に維持するだけでなく、エネルギー代謝にも良い影響を与えます。
血糖値が安定することで、体はエネルギーを効率よく利用し、糖分を消費しやすくなります。この働きが体重減少をサポートしてくれます。
リベルサスは脂肪を分解しやすくして痩せ体質を作る
私たちの体は、余分なエネルギーを脂肪として蓄えています。この脂肪を分解して使うためには、体の「エネルギー消費モード」をオンにする必要があります。リベルサスは、このスイッチを入れる働きがあります。
インスリンは血糖値を下げるホルモンですが、同時に脂肪を蓄積させる働きもあります。リベルサスは、インスリンの分泌を適切なレベルに保つことで、過剰な脂肪の蓄積を防ぎます。
また、リベルサスは脂肪細胞に働きかけて、「脂肪を貯める」から「脂肪を使う」モードに体を切り替えます。これによって脂肪が燃焼しやすい状態になり、基礎代謝の向上が期待できます。
このように、リベルサスは単に食欲を抑えるだけでなく、体の中から「脂肪を使いやすい体質」に変えていく働きがあります。
リベルサスの効果が出るまでは最低でも30日間
リベルサスの効果は、服用開始後すぐに感じられるものではありません。効果が実感できるまでには早い人でも約30日間が必要とされています。一般的には、2〜3ヶ月時間が必要です。
リベルサスは通常、低用量(3mg)から開始し、徐々に用量を増やしていきます。
満腹感の持続や食欲抑制効果が安定して現れるには数週間必要であり、徐々に効果を実感できるようになります。
目に見えて体重が減少したと感じるには、少なくとも2〜3ヶ月かかるでしょう。
リベルサスの効果を最大にするには医師の指示に従うことが何より大事
リベルサスの効果を最大限に引き出すためには、以下の点を守ることが重要です。
- 医師の指示に従う
- 毎日決まった時間に服用する
- 生活習慣の改善も同時に行う
何よりも大事なのは、リベルサスの用量や服用スケジュールについて、医師の指示どおりにすることです。自己判断での増量や中止は厳禁です。
リベルサスは、他の食べ物や飲み物と一緒に摂取すると効果が減少するため、朝起きたあとすぐの空腹時に水で服用します。
また、薬だけで痩せることはできません。リベルサスの効果を最大化するためには、バランスの良い食事や適度な運動を取り入れることも大切です。
リバウンドを予防するためはやせる生活習慣を身につける
リバウンドを防ぐ上で最も重要なのは、急激に体重を落とさないことと、痩せたからといってすぐに薬をやめないことです。
リベルサスは体の仕組みに働きかける薬なので、突然中止すると体が混乱してしまいます。
<リバウンドを防ぐ痩せ方>
- 必ず医師と相談しながら、段階的に減量すること
- 体重が落ちた後も、通常3〜6ヶ月かけてゆっくりと用量を減らしていく
- 薬を使用している間に、健康的な食習慣を身につける
- 運動習慣も身につける
- 規則正しい生活リズムを作る
このようにして、何ごとも徐々に進めていくと、リバウンドしづらいです。
リベルサスは、あくまでも健康的な生活習慣を作るための「サポート」と考えることが大切です。
薬に依存するのではなく、徐々に自分の力で体重をコントロールできるよう、生活習慣の改善に取り組むことがリバウンド予防の鍵となります。
リベルサスで痩せない原因と対処法
リベルサスは、正しく使用すれば多くの人で体重減少効果が見られる薬ですが、中には期待した結果が得られない場合もあります。
リベルサスで痩せない主な原因と、その対処法について解説します。
飲み方や飲む量があっていない
リベルサスの効果を十分に発揮するには、正しい飲み方が重要です。服用方法や用量を間違えると、効果が弱まってしまいます。
- 空腹時に服用していない
- 水以外の飲み物で服用している
- 用量が適切でない
食べ物や飲み物と一緒に摂取すると、有効成分の吸収が妨げられてしまいますので、必ず空腹時に水で服用します。
朝起きてすぐ、朝食をとる前に飲みましょう。服用後30分間は食事や飲み物も控えてください。
用量は3mgからスタートし、必要に応じて7mgや14mgに増量するのが一般的です。効果が不十分だからといって素人判断をせず、用量の増減は必ず医師に相談しましょう。
生活習慣が乱れている
リベルサスはそれだけでも体重を減少させる効果がありますが、生活習慣が乱れていると効果が十分に発揮されないことがあります。特に次のような生活習慣が影響します。
- 運動をまったくしていない
- 睡眠不足
- ストレスが溜まっている
普段から歩くことを意識する程度でも良いので、体を動かす習慣をつけることも大切です。
また、睡眠不足やストレスは、自律神経やホルモンバランスの乱れを招きます。
ストレスを溜めすぎないように、リフレッシュ&リラックスする時間を作ることも意識してみてください。
リベルサスの効果には個人差もある
リベルサスの効果は個人差があり、一部の人には、薬の作用が十分に発揮されないことがあります。
- GLP-1受容体の感受性の違い
- 加齢によって基礎代謝が低くなっている
リベルサスはGLP-1受容体を刺激しますが、受容体の感受性が低い人では効果が弱い可能性があります。
また、基礎代謝が低い人は同じ量を飲んでも、基礎代謝が高い人と比べると体重が減少しにくいです。特に、年齢を重ねると代謝が低下するため、効果が鈍く感じられる場合があります。
まずは筋トレなどで筋肉量を増やし、基礎代謝を高めたり、温かい飲み物や食材で体を冷やさないようにしたりすることから始めてみましょう。
そのうえで、薬の効果が感じられない時は、医師に相談して他の治療法に切り替えてもらいます。
薬に頼りすぎて食生活の改善をしていない
リベルサスは「痩せ薬」ではなく、あくまでダイエットのサポート役です。薬を飲むだけで体重が減ると思い込み、食生活を改善しない場合、十分な結果が得られません。そんな魔法の薬はないのです。
いくらリベルサスが食欲を抑えるとはいっても、高カロリーな食事をとり続けていては体重は減りません。
ダイエットの基本は、消費カロリー>摂取カロリーです。高カロリーな食事を取り、運動をしなければ、カロリー過多になり太ります。
また、食事はカロリーだけでなく、何を食べるかもとても大切です。
食事の質が悪いと栄養バランスが乱れ、筋肉量が減少し基礎代謝が低下することがあります。これでは、いくらリベルサスを飲んでも痩せません。
極端な食事制限はもちろんよくありませんし、炭水化物、タンパク質、脂質のバランスを適切にして、栄養不足にならないよう気をつけてください。
リベルサスの副作用と危険性について理解して服用することが大事
リベルサス(セマグルチド)は、糖尿病治療薬として認可されていますが、ダイエット薬ではありません。服用にあたっては副作用や危険性について正しく理解することが重要です。
特に女性には、ホルモンバランスや美容面などに関連する特有のリスクもあります。
吐き気や嘔吐などの副作用の症状が出ることがある
一般的な症状として、吐き気や下痢などの胃腸の症状が報告されています。
主な副作用として、吐き気、下痢、食欲減退、頭痛、糖尿病網膜症、便秘、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
引用元:くすりのしおり : 患者向け情報
軽い吐き気なら、食事を少し減らしたり、いつもより水分を多めに摂ることで緩和されることがあります。
低血糖からめまいやふらつき、疲労感を感じることがありますが、そのような場合はブドウ糖や砂糖を摂取してみてください。
・低血糖と感じたら、すぐにブドウ糖10gまたは、 ブドウ糖を含む飲料水150~200mlを摂取する。
・食事の時間であれば、すぐに食事を摂る。
・症状が治まったら、炭水化物を含んだ食事を早めに摂る。 食事までに1時間以上ある場合は、80kcal程度の炭水化物 を摂る。引用元:「低血糖」とは?
それでも症状が改善しない場合は、すぐに医師に相談しましょう。
ホルモンバランスへの影響
リベルサス(セマグルチド)と女性ホルモンとの直接的な相互作用や、女性ホルモンへの悪影響を示すような、科学的なエビデンスは現時点では報告されていません。
ただし、女性ホルモンはストレスや睡眠不足でも影響を受ける繊細なものですから、リベルサスでのダイエットについても、急激に体重減らさないよう注意が必要です。
短期間に、極端に体重を減らすことによって、月経不順を起こすことがあります。
体重は、数ヶ月かけてゆっくりと減らしていくものです。素人判断で薬をたくさん飲んだりしないようにしてください。
妊娠中・授乳中の女性は飲んではいけない
リベルサスは、妊娠中や授乳中の女性は飲んではいけないことになっています。
有効成分が胎児や乳児にどのような影響を与えるかは十分に解明されていないため、妊娠を計画している場合や妊娠が判明した場合は、直ちに服用を中止し、医師に相談してください。
美容面での影響も無視できない
リベルサスが直接的に美容に影響があるというよりも、薬による急激な体重減少や副作用によって影響が出る場合があります。
たとえば、20〜30代はまだよいのですが、40〜50代になって急激に体重を減らすと、皮膚がたるみ、シワが目立つようになります。一時的な脱毛の原因にもなりますので、ゆるやかに痩せていくことが大切です。
また、吐き気や下痢の副作用により脱水状態になると、肌のくすみやカサつきの原因となることがあります。
食欲がわかないことがストレスになる可能性がある
辛い食事制限やきつい運動に頼らなくても良いのがリベルサスの良いところですが、それでも食事量が減ると、それ自体がストレスになる可能性があります。
食べることが大好きな人が、食欲がわかない、食べられないということに対してストレスを感じてしまい、食事を楽しめなくなってしまいます。
食事は量をとらなくても、目で楽しむこともできますし、食事中の会話も楽しいものです。食べることだけにフォーカスせず、食べる時間を楽しむ工夫で、ストレスを減らしていきたいものです。
リベルサスを長期使用することで病気のリスクも高まる
リベルサスを長期間使用すると、
- 低血糖
- 急性膵炎
- 甲状腺腫瘍
などのリスクが高まります。
ですので、必ず定期的に診察を受け、健康に問題ないことを確認しながら使うようにしましょう。
副作用を軽減するためには医師の指示に従うことが大事
リベルサスの副作用を最小限に抑えるためには、以下の点に注意してください。
- 用量や飲み方を守り、自己判断で変更しない
- 定期的に健康チェックを行う
- バランスの良い食事や適度な運動を取り入れることで、体調を整え副作用を軽減する
リベルサスは医師の処方箋が必要な薬です。わからないことや不安なことがあれば、自分で判断せずに医師に相談してください。
副作用の実態はまだ明らかになっていない
ここまで副作用のお話をしてきましたが、医療機関で副作用と認められるのは、糖尿病の治療薬として使用した場合のリベルサスの影響です。
ダイエット薬として使った場合に、どのような副作用があるのか、その実態は明らかにされていません。
ダイエット目的で服用した場合にどのような副作用があるか 重篤なものもあるのか
• ダイエット目的で服用した場合にどのような副作用が発生するかは明らか ではない、なぜなら適応外使用のために報告されていないため。
日本医師会では、GLP-1受容体作動薬の適応外使用を控えるよう、医療機関に呼びかけています。
いくら国内正規品といっても、本来の使い方とは違う使い方をした場合、予期せぬ副作用が起きる可能性も理解しておく必要があります。
リベルサスの個人輸入のリスクと注意点
医師の診察を受けるのが面倒だからと、リベルサスを個人輸入する人がいますが、それは危険です。個人輸入のリスクについて、説明します。
個人輸入は何が起きてもすべて自己責任となる
個人輸入とは、個人が海外の医薬品を直接購入し、輸入することを指します。インターネットを利用した通販サイトや輸入代行業者を通じて購入するケースが多いです。
法律上、個人が使用するために日本で未承認の医薬品を購入することは可能ですが、あくまで自己責任で使用することが前提となります。
たとえその薬で健康被害が出ても、輸入代行業者や通販サイトは責任を負いません。すべて自己責任です。
また、購入金額によっては関税や輸入手続きが必要な場合があり、手間がかかることがあります。
国内正規品を使用しないと補償制度の対象外になる
日本では、医師の処方箋に基づき正規ルートで医薬品を使用することが推奨されています。
個人輸入で購入した薬を使用すること自体は法律違反ではありませんが、健康上のリスクが伴います。
個人輸入される医薬品等の品質、有効性及び安全性(以下「品質等」という。)については、我が国の医薬品医療機器等法に基づく確認がなされていません。
国によっては、医薬品等の品質等について、我が国と同じレベルでの確認が行われていないことがあります。
国内正規品でない薬による副作用は、医薬品副作用救済制度の対象外です。万が一、重篤な副作用が起きて、被害が出ても、何も補償されないのです。
偽造品などによる健康上のリスク
個人輸入には、偽造品を購入してしまうリスクがあります。偽造品は有効成分が正確に含まれていなかったり、有害な成分が混入している可能性があります。
個人輸入される医薬品等は、効能・効果、用法・用量、使用上の注意等が外国語で記載されているため、一般に、記載内容を正確に理解することが困難です。
記載内容を正確に理解できたとしても、規制当局により認められていない効能・効果、用法・用量等が記載されていることがあります。 また、その製品の使用によって起こり得る望ましくない作用(副作用)や成分・分量などが、きちんと記載されていないこともあります。
不純物や異物が含まれており、副作用や中毒を引き起こす可能性もあります。安いというメリットよりも、健康上のリスクの方がはるかに大きいので、絶対に利用しないでください。
個人輸入のトラブル事例
個人輸入には、さまざまなトラブルがつきものです。
- 偽造品を購入してしまい、実際には成分が異なる薬が届き、健康被害を受けるケース
- 税関で没収されたり、発送元での手違いによって薬が届かない
- 注文時には表示されていなかった手数料や関税が請求される
薬を個人輸入することの危険性は、厚生労働省のホームページでその事例が公開されています。
被害にあってからでは遅いです。体に入れるものは安易に個人輸入などせず、信頼できるところで購入することをおすすめします。
リベルサスの効果を出すための正しい飲み方と使用時の注意点
リベルサスは効果的に使用するために、正しい飲み方や注意点を守る必要があります。
1日1回、空腹時に水で飲むのがポイント
リベルサスの服用は 「1日1回、空腹時に飲む」 ことが基本です。
胃に何も入っていない状態で飲むのが理想なので、朝起きた後に飲みます。
コップ半分(約120ml)以下の水で飲み、他の飲み物(ジュース、牛乳、アルコールなど)は吸収を妨げる可能性があるため避けましょう。
水の量が決められているのは、リベルサスを飲むときの水の量が有効成分の吸収に影響を及ぼすことがわかっているからです。
また、飲むときに、噛み砕いたり、粉砕したりしてはいけません。そのまま飲み込んでください。
薬の服用後、30分は飲食禁止です。
効果を高めるための生活習慣の改善も必要
リベルサスは薬だけで体重を減らすものではなく、生活習慣の見直しと組み合わせることでより高い効果が期待できます。
【生活習慣の改善ポイント】
- 栄養バランスの良い食事
- 適度な運動
- ストレス管理
高タンパク質・低脂質を心がけ、野菜を多く摂取し、規則正しい食事を続けることが重要です。できれば、週に数回、体を動かす時間も作りましょう。
動画サイトなどをみながら、毎日続けられそうな5分程度の簡単な運動から始めるのがおすすめです。
ストレスは過食や暴飲暴食の原因となります。リラックスする時間を設け、睡眠を十分に取ることが効果を高める秘訣です。
リベルサスを飲んだ時に二度寝してはいけない
朝起きてリベルサスを飲み、朝食の時間までもう少し寝よう……と二度寝をしてはいけません。
眠ることによって体はエネルギー消費量を抑えるため、血糖値が下がりすぎてしまう可能性があるからです。
寝ている間に低血糖になっても気づかず、重症化する恐れがありますから、リベルサスを飲んだら食事をとるまで寝てはいけません。
リベルサスを飲み忘れたら次の日にいつも通り飲む
リベルサスを飲み忘れてしまった場合は、その日はスキップして、翌日のいつもの時間、食事を取る前に飲みます。
ただし、いつもの時間より少し遅れてしまった程度で、まだ食事をとっていなければ、その日のうちに1錠飲んでも大丈夫です。
なるべく同じ時間帯で飲むことが理想ですが、多少の時間のずれであれば問題ありません。その場合も、服用後30分は飲食は控えてください。
飲み忘れてしまったときにやってはいけないことは、2回分を1度に飲むことです。翌日に、まとめて2日分(2錠)飲むことは絶対にしないでください。
湿気らないように注意する
リベルサスは湿気と光に弱い薬です。直射日光の当たらない、涼しくて湿度の低い場所で保管してください。湿気らないよう、薬は飲む直前にシートから出しましょう。
もし誤ってシートを開けてしまった場合は、湿気や光の影響で薬本来の効果を発揮できない場合があります。
次に飲むときは、新しいものを服用しましょう。
自己判断で服用を中止しないこと
リベルサスは、医師の指導のもとで継続的に服用することが重要です。自己判断で服用を中止すると、期待していた効果が得られなかったり、体調を崩す原因になることがあります。
リベルサスを中断することで、抑えられていた食欲が一気に戻り、リバウンドを引き起こす可能性もあります。
もし副作用が辛くてやめたいと思ったら、自己判断でやめるのではなく、必ず医師に相談してください。
リベルサスを安全に処方してもらうにはオンラインクリニック
リベルサスを安全に処方してもらうには、信頼できる医療機関で診療を受けることが重要です。
特にオンラインクリニックは、自宅から手軽に利用できるため、忙しい方や近くに専門の医療機関がない方におすすめです。
安全に薬を処方してもらうためのオンライン診療の活用方法
リベルサスは、糖尿病治療薬として承認された医薬品です。そのため、内科や糖尿病専門外来、またはダイエット外来を設けている医療機関で処方を受けられます。
専門のクリニックが近くにない、病院へ行く時間がないなど対面診療が難しい場合は、オンライン診療を利用しましょう。
安全にオンラインクリニックを利用するには、以下のポイントを守ってください。
- 信頼できるオンラインクリニックを選ぶ
- 問診のときに体調や既往歴を正確に伝える
- 定期的なフォローアップ診療を受ける
オンライン診療では、スマホやPCを利用して自宅から診察を受けられます。好きな時間で予約ができますから、待ち時間もなく、通院のための時間も節約できます。
信頼できる医療機関の選び方
オンラインクリニックを選ぶ際には、以下のポイントを確認することが大切です。
- 厚生労働省に認可された医療機関であることを確認する
- 医療機関の公式サイトに診療内容や処方薬、料金が明確に記載されているか
- 利用者の口コミや評判を確認して、安心して利用できるか検討する
- 薬の送付はプライバシーに配慮されているか
- 副作用が出たときにきちんとフォローしてくれるか
特に、料金のチェックは大切です。あとから追加でとられることのないよう、明確に表示しているクリニックを選びましょう。
オンラインクリニックの予約から処方までの具体的な流れ
クリニックによって多少の違いはあるものの、一般的にはこのような流れで診察が進んでいきます。
- アプリやウェブサイトから、診療内容や希望日時を選択する
- 問診票を提出する
- 予約の日になったらビデオ通話などで医師の診察を受ける
- 必要な量のリベルサスが処方される
- 自宅など指定した場所に薬が送られてくる
処方箋は電子的に処理され、紙が発行されるわけではありません。処方箋を持って調剤薬局へ行く必要はなく、自宅に薬を送ってもらえます。
体調について正確に申告!初診時の相談ポイント
初診時に医師に正確な情報を伝えることで、安全で効果的な治療を受けられます。
- 現在の体調について正確に伝える
- 既往症があればそれも漏らさず伝える
- 過去に他の糖尿病薬やダイエット薬の使用経験があるか
- 減量の目的や目標を具体的に伝える
現在の体重や体調によっては、リベルサスの服用が適さないと医師が判断する場合もあります。
欧米では、以下の方のみ有効性・安全性が確認されている
1) BMIが30kg/m2以上、かつ、食事・運動療法で体重管理をする方
2) BMIが27kg/m2以上、かつ、2型糖尿病・糖代謝異常などの肥満合併症等を1つ以上伴う方
本来は、糖尿病の治療のために使われる薬ですから、リベルサスを使わなければ痩せられないという人のみに使われているのです。
ですから、自分では太っていると思っていても、医師の判断でリベルサスは不要とされる可能性はあります。
ダイエット目的ならリベルサスは保険適用外
リベルサスは基本的に糖尿病治療薬として使用されるため、病気の治療であれば保険適用が可能な場合があります。ただし、ダイエット目的で使用する場合は保険適用外です。
ですので、
- 診察代
- 薬代
- 送料
などは、すべて自己負担です。
リベルサスは含有量ごとに価格を比較する
リベルサスは含有量(3mg、7mg、14mg)によって価格が異なります。
【価格の目安】
- 3mg:10,000~15,000円
- 7mg:15,000~20,000円
- 14mg:25,000~40,00円
自由診療ですから、価格は医療機関やオンラインクリニックによって異なります。
まとめ買いや定期配送を利用することで価格が下がる場合もあります。価格を比較するときは、同じ条件で比較するようにしましょう。
定期的に経過観察してもらえるから安心
リベルサスの使用中は、医師による定期的な経過観察が必要です。副作用の影響を最小限にし、安全に使用するために欠かせないことです。
- 吐き気や腹痛などの副作用が出ていないか
- 順調に体重が減っているか
- 血糖値が下がりすぎていないか
などを定期的に確認します。
副作用や体調不良などを感じたらすぐに連絡できる
リベルサス使用中に副作用や体調不良が起きた場合、早急に適切な対応を取ることが重要です。あらかじめ、連絡先を控えておきましょう。
オンラインクリニックならWEBで予約を取り、チャットやビデオ通話で気軽に相談が可能です。
リベルサスの通販に関してよくある質問とその回答(Q&A)
リベルサスの通販に関して、よくある疑問や質問とその回答についてまとめました。
リベルサスは通販で購入できますか?
リベルサスは通販で購入することが可能です。
ただし、リベルサスは医師の処方箋が必要な薬ですから、オンラインクリニックで医師の診察を受けた上で、処方してもらいます。ショッピングサイトやドラッグストアなどの通販で購入することはできません。
また、個人輸入で購入する方法もありますが、偽造品のリスクや健康被害の可能性があるため、信頼できる医療機関や公式の通販サイトを利用することを強くおすすめします。
リベルサスの通販での価格相場はどのくらいですか?
リベルサスの価格は含有量によって異なります。通販での相場は以下の通りです。
- 3mg:10,000~15,000円
- 7mg:15,000~20,000円
- 14mg:25,000~40,00円
海外からの個人輸入の場合、これよりも安価に見えることがありますが、偽造品のリスクや品質に問題がある場合があるため注意が必要です。
値段だけで安い薬を選ばず、安全に服用できる国内正規品を利用してください。
リベルサスを通販で購入するのは危険ですか?
正規の医療機関や信頼できるオンラインクリニックを利用すれば、安全に購入することができます。
個人輸入には、以下のようなリスクがありますので注意してください。
- 成分が不明な偽造品を掴まされる可能性がある
- 海外製品は日本国内の基準を満たしていない場合がある
- 処方箋が必要な薬を不正に入手することは法律に抵触する場合がある
リベルサスを購入するなら、オンラインクリニックを利用することが、最も安全な方法です。
リベルサスは保険適用されますか?
リベルサスは日本国内で糖尿病治療薬として承認されています。そのため、糖尿病治療を目的として医師の処方を受ける場合には、保険が適用されることがあります。
ただし、ダイエット目的での使用は保険適用外となり、全額自己負担になります。
リベルサスにジェネリックはある?
2024年現在、日本国内ではリベルサスのジェネリック医薬品は存在していません。
同成分を含む薬は他にもありますが、いずれも注射薬(オゼンピックなど)であり、錠剤タイプでのジェネリックは販売されていません。
リベルサスで副作用が出た場合はどうすればいいですか?
リベルサスの主な副作用には、以下のようなものがあります。
- 吐き気、嘔吐、便秘、下痢などの消化器症状
- 低血糖
- 腹痛や膵炎の可能性
副作用が軽度であれば、飲むタイミングを調整したり、食事内容を見直したりすることで緩和されることがあります。しかし、症状が続く場合はすぐに医師に相談してください。
リベルサスを飲んでも痩せないことはありますか?
リベルサスを飲んでも痩せないことはありますが、それには以下のような理由が考えられます。
- 飲み方や服用量が間違っている
- 食生活や生活習慣が改善されていない
- 個人差による効果の違い
リベルサスの効果を最大限に引き出すには、服用方法を守ることに加えて、適度な運動や食生活の改善が不可欠です。いくら薬を正しく飲んでも、暴飲暴食をしていてはやせません。
リベルサスはどのくらいで効果が実感できますか?
リベルサスの効果が現れるまでには個人差がありますが、最低でも1ヶ月かかります。
ただし、体重の減少ペースは緩やかなことが多く、理想の体重に近づくまでには2〜3ヶ月かかるでしょう。
すぐに効果を実感できなくても、健康状態に問題がなければ、医師の指示通りに服用を続けてください。
通販サイトの選び方で注意することはありますか?
通販サイトを選ぶ際には、以下のポイントを確認しましょう。
- 医師の診断を受けられる正規のサイトであるか
- 運営元の情報が明確であるか(連絡先や所在地など)
- 国内正規品を取り扱っているか
- 過剰に安い価格で販売されていないか
レビューや口コミも参考にしながら、信頼できるクリニックを選びましょう。
リベルサスはいつまで飲めばいいのですか?
リベルサスの服用期間は、治療目的や体調に応じて医師が決定します。ダイエット目的の場合でも、長期的な健康管理を重視しながら継続が必要です。
体重が目標に達した後も、リバウンドを防ぐために医師と相談しながら適切に継続・中止を決めましょう。
リベルサスの副作用を軽減する方法はありますか?
吐き気や便秘などの胃腸に関する副作用を軽減するには、水を十分に摂取しましょう。
食事内容を工夫することも大切です。脂肪分や高糖質の食品を控え、胃腸の負担を減らします。
副作用が強い場合は医師に相談してください。服用量の調整や薬の変更が必要な場合があります。
リベルサスの通販は信頼できるオンラインクリニックを利用する
リベルサスは通販で購入が可能ですが、海外からの個人輸入ではなく、信頼できるオンラインクリニックを利用しましょう。
今回は、リベルサスの効能だけでなく、服用に関する注意点についても詳しく解説しました。医師の処方箋が必要な薬ですから、素人判断で個人輸入した薬を飲むことは非常に危険です。
リベルサスはダイエットの薬ではなく、糖尿病の治療薬です。医師の指示通りに正しく飲まなければ、ダイエットの効果が得られないばかりか、副作用がひどくなったり、健康被害が出たりする可能性もあります。
リベルサスを利用する際は、必ず医師の診察を受け、医師の指導のもとに正しく服用しましょう。